欧州・移民・ギャング

ドイツの州議会選挙で移民制限を掲げるAfDとBSWが躍進した。

ヨーロッパのエリートが推し進めるDEI路線の実態を知るには、ドイツ以上に「寛容」なスウェーデンが参考になる。

👇はスウェーデン在住の日本人(エリクソン勤務)の近著『北欧、幸福の安全保障』より。

近年、ストックホルム近郊で「フォックストロット」と呼ばれるギャンググループの内部抗争による、暴力事件が頻発しています。このグループは、ウプサラとストックホルムを拠点にし、国内有数の麻薬密輸業者である、通称「クルドの狐」で知られるクルド人背景のラワ・マジドに率いられています。

p.125-126

2023年9月、激化するギャング抗争を背景に、首相が国民に向けて、「状況がどれほど深刻であるかをいくら強調しても足りません。このようなことはスウェーデンでかつて見たことがありません。また、ヨーロッパのどの国でもこうした状況は見当たりません」と演説し、この状況をつくり出したのは「政治家(社民党)の無知と、無責任な移民政策と統合の失敗」であり、今後「移民政策の見直し」をすると語ったのでした。

p.134

それもそのはず、ギャング犯罪は、この数年で急増し、10年前とは大きく状況が変わっているのです。特に2023年は過激さが増し、最も深刻な状況となっています。実際に私の周りでも拳銃事件を目撃した人もおり、私自身も2度ほど爆弾事件後の現場を見たことがあります。ギャング犯罪は今やニュースの中だけの話ではなくなりつつあります。

p.135

文化・生活習慣が異なる人々を混ぜると、摩擦が多発するのはもちろん、秩序から外れたアウトロー集団が生まれるのが世の常である。敗戦直後の日本で朝鮮人や台湾人(第三国人)が「俺たちゃ戦勝国民」と暴れ回ったようなものでもある。

どうでもいい話だが、移民制限の左派新党Bündnis Sahra Wagenknecht(ザーラ・ヴァーゲンクネヒト同盟)という党名は「山本太郎となかまたち」を思い起こさせる。

付録

西洋諸国のエリートが移民にこだわるのは人種の混交になるからだが、もう一つの性では「性を越境する」トランスジェンダーが神聖不可侵の存在にされている。👇は西洋が狂気にとりつかれていることの一例。

現時点でのトップコメントは

女性の権利が侵害されていく…

だが、自称トランスの男の主張を認めるべき、というのは男よりも女が多い傾向にある(←被害者アピールに共感してしまうから)。

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