ピケティはフェミ

ピケティがフェミニストと同じ戯言を主張している。

2020年、世界全体では、労働所得全体に占める女性の所得の割合は35%に過ぎなかった(男性は65%)。1990年の時点では31%、2000年の時点では33%だったので、進歩がないわけではないのだが、変化の速度が非常に遅い。欧州では女性の所得の割合が38%だ。これも対等というにはほど遠い数字だ。
この指標のほうが、職種別のデータよりも、骨抜きにされていない、現実に近いものであり、女性がいかに男性と同じ雇用や労働時間を得られていないかが示されているといっていい。
格差の原因は、さまざまな偏見や差別だ。女性労働者が多い分野(介護や看護、大規模小売、清掃)で公権力が制度改善に本腰を入れてこなかったことも原因の一つだ。

「格差の原因は、さまざまな偏見や差別」ではなく、男女双方に「夫は外で稼得労働、妻は内で家事育児」の分業を選ぶ傾向があることと、

女は低賃金の職種を選んだり、長時間労働を避ける傾向があるためである。女が選ぶ職種が低賃金なのは危険性の低さ(EU27か国の労災死の96%は男)や対物よりも対人を好む(→scalabilityが低い)ことの反映であって偏見や差別ではない。

ピケティも残念リベラルだった。

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