人口動態統計の注意点

👇は厚生労働省の人口動態統計の解説。

人口動態統計は、出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の各事象について、各種届出書等から人口動態調査票が市区町村で作成され、これを収集し集計したものである。
速報の数値は調査票の作成枚数であり、日本における日本人、日本における外国人、外国における日本人及び前年以前に発生した事象を含むものである。
そのうち、日本における日本人についてまとめたものが人口動態統計月報(概数)であり、この月報(概数)に若干の修正を加えたものが人口動態統計年報(確定数)である。

なので、👇の記事の「下方修正される」という表現は適切ではない。

ただ、速報値は人口関連資料(速報値など)を用いて算出した数値のため、確定値では決まって下方修正される。
たとえば、出生数に関して言えば、20年の「速報値」は87万2683人だったのに対して、「確定値」が84万835人と、3万1848人も下方修正された。

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最近では速報と概数の差は3.1万人強なので、2021年の確定数は81万人強になる見込み。

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