明石市のやりくりとしわ寄せ
兵庫県明石市の泉市長は、市の財政は健全で、こども予算倍増の「"しわ寄せ"も"犠牲"もない」と主張しているので、それが本当なのかを判断する参考データを示す。
『身の丈を超えた&バランスを欠いた
— 明石市長 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) June 14, 2022
後先を考えていない施策』とのことなので、
「今の日本の政治」のことかと思って読んでいたら、
まさかの「明石市」への批判。
お言葉ですが、
明石市の“インフラ”はボロボロにはなりませんし、
“国民の生活”の方が、すでにボロボロです。 https://t.co/adgefHLIBT
明石市は“.子ども予算”を2倍以上に増やしたが、
— 明石市長 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) June 21, 2022
土木関係の“インフラ整備”にもしっかり対応している。
市民への“新たな負担”もなく、
“予算のやりくり”で対応している。
『不安視する声』を適当にでっち上げ、
“新たな負担”が不可欠かのような間違った報道は
そろそろお辞めいただきたいと、切に願う。 https://t.co/jsLh9t8rLP
明石市は“お金のやりくり”で、こども予算を倍増し、
— 明石市長 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) June 24, 2022
“所得制限なし”での『5つの無料化』を実現し、
“地域経済活性化”で好循環。
ゆえに、高齢者にも、インフラ整備にもしわ寄せなく、
公務員の待遇も水準並みで、マイナス面はない。
だから国民から評価いただいている。
なのに、マスコミって・・・ https://t.co/LiSrqgbZYu
『ひるおび』の件だが、
— 明石市長 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) June 24, 2022
ポイントは“しわ寄せ”の有無、
どこかに“犠牲”があるのか否か。
明石市は「まちの好循環」を実現しており
(予算のやりくりでの施策展開で、人口増・税収増)
特に“しわ寄せ”も“犠牲”もない。
『ひるおび』に出演させていただけるなら、
事実を説明させていただきますが・・・ https://t.co/LiSrqgbZYu pic.twitter.com/P66BXefPoq
『下水道整備計画』は、
— 明石市長 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) June 24, 2022
100年に1回あるかないか、床上浸水10件の被害想定の
ゲリラ豪雨対策に600億円という“過剰”投資を見直し、
補修改修の150億円に適正化(450億円減)。
『職員給与』は国基準(6%)を“上回る”手当(10%)を
適正化(4%減)。
ご心配なく。ともに“しわ寄せ”はありません。 https://t.co/SzD4jkX1Ve
泉市長の就任は2011年5月、明石市の中核市移行は2018年4月。
![](https://assets.st-note.com/img/1656807587268-wa1P4bjqqZ.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1656807639337-nz6JUL0SYA.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1656807455559-yz5lRkd8R7.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1656807540673-3OxX6SSoTB.png?width=800)
泉市長の一連のツイートは、明石市の地方税収の伸び率は全国市町村を上回っているように聞こえるが、実際はやや下回っている。これは、こども予算倍増には税収を増やす効果が無い(あるいは無視できるほど小さい)ことを示唆している。
![](https://assets.st-note.com/img/1656817415768-d49RTznw6o.png?width=800)
これでも、
「まちの好循環」は実現している
しわ寄せはどこにもない
と言えるだろうか。
付記
この市長と信者は法治ではなく「俺がルールブックだ」の人治に陥っているように見える。
市長は秘密情報を公開した理由を公益性があるからとし、その法的根拠は何かの問いに、憲法21条の表現の自由を持ち出し市民の知る権利を主張している。知る権利とは政治、行政側の知られたくない事項を知る時に使う事が通説かと思うが・企業の秘密情報を公開して、市民の知る権利とは無理があるのでわ
— 千住啓介 (@sen1010sen1010) May 27, 2022
マスコミが「全会一致」と報道したのは百条委員会(地方税法上の守秘義務調査特別委員会)のことで、誤りではない。
マスコミへのお願い。
— 明石市長 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) June 29, 2022
明日の市議会で“議会多数派”は、
「違法の疑いあり」との『百条委員会報告書』を
多数決で可決するようだが、
10会派中の5会派の賛成(うち1人は棄権)にとどまり、
残り5会派は反対で、全会一致などではない。
「不適切」と「違法」は明確に違う。
マスコミの冷静な報道を望む。 pic.twitter.com/HUImcc8RbZ
泉・明石市長の課税額ツイッター投稿は「違法の疑い強い」 市議会百条委、全会一致で可決https://t.co/WJNVYgwfw0
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) June 27, 2022
明石市長投稿は「秘密漏えい」 百条委報告、市会本会議で可決|総合|神戸新聞NEXT https://t.co/07dHrAFBlL
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) June 30, 2022
"法律の解釈を誤ったもの"と言うが、「正しい解釈」を具体的に書かないのが泉流。この記事の最初のツイートも参照。
マスコミへのお願い(その2)。
— 明石市長 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) June 29, 2022
いわゆる「百条委員会」の『調査報告書』なるものは、
ほとんどが“法律の解釈を誤ったもの”であり、
改善提案も“地方自治制度の理解を誤った”内容。
『調査報告書』の内容を漫然と報道するのではなく、
地方自治法などの法律を勉強してから
報道されるようお願いする。 https://t.co/QbDSvOtprk pic.twitter.com/ZS4rRheam4
賛成した議員は「良識がない」ことになる。
明石市議会は現在10会派。
— 明石市長 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) July 3, 2022
「百条委員会の報告書(違法の疑いありなど)」については、
“議会多数派”の5会派(吉田秀夫議員は棄権)が『賛成』で、
“良識派”の残りの5会派は『反対』。
全会一致でもないし、
賛成せずに、あえて棄権された議員もいる。
ご参考に。 https://t.co/TcfXi23UoY pic.twitter.com/cGzWKUxhNO
採決の結果👇(賛成20、反対7、棄権1)
http://www.city.akashi.lg.jp/gikai/torikumi/kekka/documents/sanpi05040601.pdf
泉市長の言い分を鵜呑みにするのではなく、調査報告書と読み比べたうえで判断してもらいたい。
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