大韓民国の未婚

この👇研究報告書に掲載されてはいるがスルーされている重要ポイントを紹介。

11月30日、韓国銀行が経済展望報告書(2023年11月)の一部として「中長期深層研究 超低出産と超高齢社会:極端な人口構造の原因、影響、対策」と題する大掛かりな研究報告書を発表しました。
この研究は少子化の原因を主に「社会の競争圧力」と「経済的困難さ」に見い出しました。前者は韓国特有の理由です。

未婚者の「未婚の理由」の回答には大きな男女差があり、男は①結婚できる状況にない(仕事、経済状況、住居等が障害に)が43.6%、②適当な相手に巡り合えていないが18.9%だが、女は①結婚意欲がない(独身がよい)が36.7%、②結婚できる状況にないが26.9%だったという。

つまり、未婚化に「社会の競争圧力」と「経済的困難さ」が強く効いているのは男で、女はそれよりも男を敵視するフェミニズムの影響が強いことが読み取れる(男が「」の対象に)。この調査報告書はフェミニズムに関しては完全スルーしているので、子育て支援の強化などありきたりな政策提言にとどまっている。

韓国では、子育てへの不安以前に、そもそも結婚そのものに疑問を抱く若者が多いようだ。

特に女性の側には韓国で根強く残る「男性優位」の社会的規範や価値観に対する嫌悪感が大きいことが浮かび上がっている。

ちなみに男性たちからは女性も軍隊に行くべきだという意見が根強い。

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