アサクリ・弥助・ロックリーの論点整理

UbisoftのAssassin's Creed SHadowsの発表から炎上している「弥助」の件だが、焦点がぼやけかかっているように見えるので、事の本質を確認しておきたい。

この👇まとめ資料はほぼ同意できる内容なので参考にしてもらいたい。

ネット上では

  • 弥助は「侍」だったのか

  • 日本人は黒人を奴隷にしていたのか

が争点になっているが、これらは本筋とは言えない。本筋の「ロックリー史観」のポイントは

  • 弥助は織田信長の最側近にまで昇進していた

  • 文武両道で戦国日本最強の侍だった

  • 神仏(大黒天)の化身だとして崇められた

  • 本能寺の変がなければ城持ちになっていた

など、弥助は伝説的・超人的な侍だった(だが、日本史から消された)というもので、下級の侍だった可能性の有無は本筋から外れている。

仕える相手(主人)がヴァリニャーノから織田信長に変わっただけで、仕事の内容は大して変わっていなかったのではないか。この👇ようなスタイルで実戦に出たことがないのはほぼ確実であり、それを否定することは難しくないはずである。

「弥助が目撃された九州では名士が黒人奴隷を持つのが流行った」もロックリーの著書では軽く言及されているだけで、今のところ海外でも注目されているわけでもないようなので、現時点では主要な争点にする必要はないと考えられる(注意を怠ってはいけないが)。

日本側が急いで行うべきは、ロックリー史観(ナラティヴ)が完全な創作、フィクションであることを海外に向けて発信することである。海外では既にロックリー史観から独自に派生した弥助物語が幾つも誕生しており、伝染性のウイルスで同じで早急に手を打たなければ封じ込めることが不可能になる。

弥助問題の本質はクレオパトラの黒人化と同じで、文化と歴史を勝手に盗んで改変することである。👇の動画の内容は弥助にもそのまま当てはまるので見てもらいたい。

Wokeismの白人とAfrocentrismの黒人による文化・歴史の盗用は大問題であり、クレオパトラでも多くのエジプト人が激怒し、学者や大臣がNetflix抗議したが、日本の主流派の学者や政治家がそのように行動する気配はない。それどころか、👇のように、歴史改変に怒る日本人を「暴徒化」「正気なのか」「ヘイト」などと批判する者まで登場している。日本のエリートにもDEIイデオロギーが深く浸透していることがうかがわれる。

ロックリー史観が日本下げ・日本の矮小化につながっていることについては別記事に回す。

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