中高年のひきこもり増加はリベラル改革の成果

この記事と関係する内容を先月に書いていたので、紹介と若干の補足をする。

2000年前後に日本社会に構造変化が生じている。

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自称広義のリベラリストの宮台真司が熱望していた「社会から孤立する脱落者を出す改革」の成果である。孤立が「自分が招いたことなんだという態度」がひきこもりになる。

自由化すると、人がばらけてますから、自分で友だちをつくる力がないと永久に孤立する。現に、自由化を進めた単位制高校などを見ると、結局、友だちをつくれなかったヤツは脱落していくんですね。ものの見事に。「だから、自由化は日本には向かないんだ」という教員もいるんですが、それこそとんだ勘違い。高校どころか、幼少期から自分で自分のことを決める訓練こそが必要なんですね。
自己決定のシステムにすると、何かが起こると、自分が招いたことなんだという態度が養成される。

これ(⇩)も自由化でばらけた結果で、リベラル改革が成功した証である。

宮台の師匠の小室直樹が熱望していた人件費を最小化する株主至上主義(←ネオリベラリズム)改革の成果でもある。

強気を助け、弱きを挫くことが師匠と弟子に共通する思想。

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