イタリア・日本・改革

日本よりも経済停滞が深刻なのがイタリアだが、その原因が日本と似通っていると思われるので分析ペーパーを紹介。

Eurostat, 内閣府より作成

イタリアの低迷の原因としては主に以下の三つが挙げられるが、それぞれ単体では説明力が足りない。

  1. 改革の遅れ

  2. 通貨統合

  3. 企業レベルの問題(小企業が多い、等々)

実際にはイタリアは日本と同様、政治・経済の分野で大々的な改革を繰り返してきた。経済では公営企業の民営化や規制緩和が進められたが、このペーパーでは構造改革(特に労働市場改革)と緊縮志向の財政政策の組み合わせが企業を生産性向上よりも低賃金・非正規雇用に向かわせたことが経済全体の成長を阻害することになったと分析している。この構図は日本にもかなり当てはまるように思われる。

イタリアについては👇も参考になる。

日本は「横ばい力」がどこから生じているのかがポイントになるが、これについては別記事で。

レベルが違い過ぎて議論になっていない。レベルの高低は顔を見れば分かる。

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