フランスの著名哲学者がアメリカ発祥のwokeismについて当noteと同じ分析をしていた(お墨付きを得たようなもの)。
Wokeismはキリスト教系の新興カルト。
"Woke"とは「目覚め」「覚醒」で、アメリカで繰り返されてきたキリスト教の「大覚醒」の現代版と言える。MATRIXでネオがred pillを飲んだ状態だと考えればよい。
ジェンダー理論の人間の本質は肉体ではなく精神(霊魂)という主張はグノーシス派のものと似ている。
アバターの性別を自由に決められるサイバー空間(imaginary world)が拡大したことが、性は生まれつき決まっているものではなく、自分で決めるもの、という異常な観念の広がりの一因になっている。
リアル世界に生きる普通の人々とヴァーチャル世界に生きる知的エリートの文化戦争が始まっている。
"Logic is racist”がwokeの基本スタンスなので、信者との議論は成り立たず、説得(脱洗脳)はほぼ不可能。
著述家のドレーアーも同様の見解を示している。
Wokeナラティヴによると、黒人でレズビアンのハーバード大学教授は被抑圧者(弱者)、トレーラーハウスに住む白人のおっさんは抑圧者(強者)になる。
旧共産圏からアメリカに来た人は、wokeismと共産主義の類似を感じ取る(北朝鮮出身のパク・ヨンミのその一人)。
1960~70年代の先進国での「若者の反乱」や中学の文化大革命に似ているが、大学教員をはじめとする大人世代のエリートにもこの思想が浸透しているという根の深さを考慮すると、一過性のものに終わらず、16世紀の宗教改革のように長引く可能性が十分ある。
引用したのは一部なので、是非リンク先の全文を読んでもらいたい。