MMT信者の典型的反応
MMT信者の思考パターンがよくわかるので取り上げる。まずは二つの記事を読み比べてもらいたい。
(追加👇)
信者の特徴は、具体的な事例には言及せず、ひたすらMMTの教義を繰り返すことである。当方はMMTの根幹が事実に反する証拠として米日の財務省の行動と国庫金の推移を示したのだから、その解釈は間違いで実はMMTと整合的だと論証すればよいのだが、それができないのが信者である。
これ👇でクリティカルヒットのつもりらしいが的外れで反駁になっていない。
これは「政府の支出は中央銀行の通貨発行(newly-created money)によって賄われる」の論拠になっていない。暴力団がみかじめ料を現金で徴収することは、暴力団が現金をもともと発行していたことを意味しない。現金商売の民間業者の金庫にある銀行券も中央銀行がつくったものだが、その業者の支出はその都度の中央銀行の通貨発行によって賄われていない(政府は「巨大な現金商売の業者」のようなもの)。より詳しくは👇の後半を参照。
文末のこれ👇は何を言いたいのか意味不明である。「日本銀行の資本金の55%は政府の出資→日銀は政府の子会社(国の機関)」と言いたいのかもしれないがそうではない。
子会社であるためには意思決定機関が政府に支配されていなければならないが、日銀の最高意思決定機関の政策委員会が開催する金融政策決定会合では政府の代表者は意見を述べる/議案を提出する/議決の延期を求めることができるだけで、意思決定は支配できない。中央銀行は政府と密接なかかわりを持つが、一心同体の機関ではない。「政府=日銀ではない」は苦しい言い訳でも嘘でもなく単なる事実である。
MMTの「政府と中央銀行は一体(統合政府)」は論点先取の虚偽
トンデモ医療にはまる人はそもそも標準医療をよく知らないが、MMTの信者も同じである。まずは現行制度の仕組みを理解することをお勧めする(聞く耳を持たないだろうが)。
MMTの教祖の言動は「トンデモ医療」を提供する人たちとよく似ている。
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