為替介入と実質実効為替レート
円買い介入の水準は対ドルでは24年前とほぼ同じだが、実質実効為替レートでは大きく変わったことが見て取れる。
グラフは円の実質実効為替レート(2002年Q1=100)で、橙は円買い、紫は円売りした月を示している(1991年4月以降)。
日本経済は1990年代末~2000年代初頭の構造改革の前後で様々な点が大きく変化しているが、為替介入の水準もその一つで、1990年代には円の底だった水準(グラフの100程度)が2000年代には天井へとひっくり返っている。
今回の円買い介入水準は1990年代よりも約4割も低いが、(構造改革によって)円が弱くなったことの反映と言える。
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