『トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』という書名で翻訳出版された"Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters"は、出版に反対する活動家から「根拠のないヘイト本」などと批判されていたが、そのような批判は全く当たらない。英語圏の状況証拠は同書の内容が概ね正しいことを示している。
このような本が出版された背景には、英語圏の若者の性自認(gender identification)が普通の日本人の想像を超える異常事態になっていることがある。
👇は先日発表されたGallupの調査だが、若い世代(の女)の性自認があり得ないレベルで狂っている、まさにcrazeが広がっていることが明らかである。
現在、イギリスでは子供・若者の性同一性障害について専門家による独立調査が進められているが、中間報告では近年の急増については👇のような記述がある。
性同一性障害については過去100年以上の研究から、
ことが判明していたが、近年の激増は
と、思春期の少女に多い「心の揺れ・迷い」であることを強く示唆している(同書を否定するのであれば、近年の激増についてこれよりも説明力がある合理的説明を示す必要がある)。その他の研究から、少女は少年に比べてSNS情報に影響されやすいことが知られており、「自分はトランスジェンダー」だと自認する少女の大半はトランス活動家が仕掛けたブームに乗せられた可能性大と判断できる。Cass Reviewでは自閉症スペクトラムが多いことにも言及されているが、自閉症スペクトラムの人は「自分は他の人たちと何か違う」と感じたり、思い込みが強い傾向があるので、「あなたの違和感はトランスジェンダーだから」という誘導に引っ掛かりやすい。
カルトにハマったような異常な心理状態になっている少女に第二次性徴の阻害や乳房切除といった"irreversible damage"を与えることに異議を唱えているのがこの本の内容である。
なお、推進派が元に戻せない人為的身体変化を急ぐ主な理由の一つは、後戻り(≒カルトから脱会)できなくするため。
付録①
アカデミアに巣くう活動家のポジショントーク(この人物の顔を見れば納得するはず)。
👇は正しい。
👇は同書への反論になっていない。性同一性障害は政治的な思想や流行ではないが、政治的な思想や流行から「自分はトランスジェンダー」と誤って思い込む若者が増えていることは状況証拠から明らかである。「子どもへの医療は慎重に行われており」が事実ではないこともCass Reviewで指摘されている。「必要な医療資源の不足」は、本来は医療の対象ではない若者たちが押し掛けているからである。
「実態を踏まえない主張」をしているのはこの研究者や活動家たちである。
付録②
「抑制が利かない興奮状態」はエリート集団だけではなく、Z世代の若者にも広がっている。要するに、社会全体がおかしくなっているということである。