二度目の「非軍事化」と「非ナチ化」

アップロードし忘れていた記事を遅ればせながら掲載。


ロシアのプーチン大統領がウクライナへの軍事侵攻の目的とする「非軍事化」と「非ナチ化」だが、

2022年2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始した。その際、ウラジーミル・プーチン大統領は、「特別軍事作戦」の目的をウクライナの「非軍事化」と「非ナチ化」だと説明し、停戦交渉にあたってもそれらを条件として提示している。

ここ👇から来ていると考え方られる。

連合国は,1943年12月のテヘラン会談において,第2次世界大戦の終結後のドイツの戦後処理の基本方針として「4つのD」,すなわち非軍事化(Demilitarization),非集中化(Decentralization),民主化(Democratization),非ナチ化(Denazification)を掲げた。「非ナチ化」とは,広義においてはドイツにおけるナチスの支配とその基盤を除去し,その再生に抗するための全ての措置を指し,狭義においてはナチスの指導者や活動家またその受益者を政治,経済,教育,文化などの社会的公共部門から追放する措置を意味するが,ナチスの主要戦争犯罪人の追及は,この広義の「非ナチ化」の中心的な課題であった)。

本田稔「ナチスの法律家とその過去の克服―1947年ニュルンベルク法律家裁判の意義―

今のウクライナ(のキエフ政府)がナチとされるのは、この👇ような思想が蔓延しているためである。

ナチ党の御用学者、アルフレート・ローゼンベルクの、北欧人至上主義という新らしい人種差別的・生物主義

ローゼンベルクの信仰運動はまったくの異端で、その中心的シンボルは日輪であった。これはナチズムより過激であった。

彼らは自由だと思っていた:元ナチ党員十人の思想と行動

2014年の暴力クーデターで活躍した極右暴力集団(→内務省軍に昇格)👇

АЗОВのTwitterより。

ウクライナの北欧人至上主義の根拠👇

「ロシア(Russia)」という言葉はおそらく「Rus」という語から来ており、少なくともその起源は、スウェーデンあるいは北欧のどこかに由来すると思われます。こうしたノース人部族がキエフの町を開いて後にキエフ大公国と呼ばれる国を作り、これが現代のロシア、ベラルーシ、ウクライナの基礎となります。

幾人かのロシアの歴史家が主張しているが、リューリクは、実は、傭兵および軍の指揮官として招かれたが、クーデターを組織し、地元の指導者たちを打倒して、スラブの北部の支配者となった。その後、彼が創設した王朝はすべての古代ロシアの土地を支配するにいたった、というわけだ。

これ👇はウクライナの国立記憶院がツイートした画像(人種差別的と批判されたために削除)だが、モンゴル人などアジア系の血が混じったロシア人と違い、ウクライナの民族主義者は「純血」を誇りにしている。

Ukrainians originate from the Slavic tribes. The Russian nation was formed to a large extent through mixing also the Slavic nations with Ugro-Finnish tribes: Muroma, Mernia, Wes, Meshchera, Moksha, Perm, Narova, and others. What is there to say. There are many theories. But all of them are taken to that visible to the naked eye. We are farmers. All our songs are honest - we sing what we feel. We celebrate the hosts in our carols and Christmas songs, unlike nomads-russian. They glorify the king and even threaten in folklore: ≪He who does not give a cake, we will hit the forehead, he who does not give a coin, we will break his neck≫. But with Ukrainians, it won't work anymore.

近年、ウクライナは白人至上主義など極右過激主義者が集まる聖域だった。

東欧のアフガニスタンと化したウクライナを「非聖域化」することがロシアの軍事侵攻の目的の一つと考えられる。

プーチン大統領はドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立承認を正当性する前例として西側諸国によるコソボ共和国の独立承認(→セルビア攻撃)を持ち出すなど、前例を踏襲する姿勢が目立つ。


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