豊岡市の性別役割分担意識調査に疑義あり

ジェンダーギャップ解消を建前とした恒例の男叩きだが、豊岡市の独自調査のデータの信頼性には疑問がある。

未就学児を持ち、働く女性は家事3.2時間、育児4.1時間、合計7.3時間と、同じく未就学児を持ち働く男性の家事1.3時間、育児1.6時間、合計2.9時間と比較し、4.4時間長く、その差は約2.5倍である。

これでは未就学児がいる働く女の在宅時間は家事・育児時間を除くと(残りは飯・風呂・寝る等)わずか6.9時間になってしまう。

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総務省や内閣府の同様の調査と比べても、「その他」の時間が男女で違い過ぎる。

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これらの調査では、女の家事・育児時間が男よりも長いことを「負担が女に偏っている」と解釈するのが通例だが、その解釈にも問題がある。家事・育児は苦ではなく、会社で賃労働するよりも楽しいという人はいくらでもいるからである。

夫婦が賃労働と家事・育児を等しく分担するよりも、分業体制の方が合理的であり、哺乳類では乳を出せる雌が育児を担当することから、人間も妻が家事・育児の主担当になっているだけである。差別でも不平等でも不公平でもない。


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