岡村叩きとフェミニストの文化大革命

フェミニストの岡村隆史糾弾について取り上げる。

リスナーの質問(⇩)に対する

コロナの影響で今後しばらくは風俗に行けないし、女の子とエッチなこともできないと思うので、思い切ってダッチワイフを買ってしまおうかと今真剣に悩んでます。

この回答(⇩)が問題とされている。

神様は人間が乗り越えれない試練は作らないって言うてはりますから。ここは絶対乗り切れるはずなんですよ。今面白くなかったとしても、コロナが終息したら絶対面白いことあるんですよ。なかなか苦しい状態がずっと続きますから、コロナ明けたら、なかなかの可愛い人が短期間ですけれども、美人さんがお嬢やります。短時間でもお金を稼がないと苦しいですから、そうなった時に今までのお仕事よりかはちょっと――これ、僕3か月やと思ってます、苦しいの3か月やと思います――3か月の間、集中的に可愛い子がそういうとこでパッと働きます。で、パッと辞めます。それなりの生活に戻ったら。だからコロナ明けた時のその3か月、3か月は今までは「えっ、こんな子入ってた?」ていうような人たちが絶対入ってきますから。だから今我慢しましょう。今はほんとに我慢して。コロナ明けた時に我々風俗野郎Aチームみたいなもんは3か月、3か月を目安に頑張りましょう。そのために、今我慢して風俗に行くお金を貯めとき、そして仕事ない人も切り詰めて切り詰めて、その時のその3か月のために頑張って、今歯を食いしばって踏ん張りましょう。

コンテクストを無視して人の発言を批判することは適切ではない。この発言は、

お笑い芸人が
深夜ラジオで
風俗野郎Aチームみたいなもんを対象に
リスナーの質問に何とか理屈をつけて答えよう

としたものであり、公人の公開の場での一般向け発言と同じ基準で裁かれるものではない。理屈に根拠もある。

美人が優遇される仕事は多く、会社の業務としては優先事項が相対的に見て低い大企業の受付などの仕事など、仕事として割が良い所で働きたがる美人も多いでしょう。故に、自ずとそうした仕事の賃金は高くなるわけですが、不景気になるとそうした優先度の低い仕事が減り、美人も仕方なく飲食店などでウェイトレスなどをせざるを得ない状況になります。

そもそも「差別」のニュアンスは全く含まれていないので、「女性差別」という批判は筋違いも甚だしい。

しかも、岡村が想定する「女の子」は「金のため」と割り切って自らの意思で短期間働くだけであり、昭和恐慌と凶作のために泣く泣く身売りされた娘たちとは全く事情が異なる。このような女たち(⇩)が現実にいる以上、岡村の発言が著しく倫理観を欠いたものとは言えない。

コロナウイルス・パンデミックの前、ストリップやポルノ、エスコート・サービスなどのセックスワークと兼業するモデルは珍しくなかった。バー勤務や、オフィスワークと兼業するモデルもいた。
コロナ後は、多くのモデルが専業に転じた。フルタイムモデルは体力を消耗する仕事だ。ケインは1日12時間、年中無休で配信している。去年も休みは2日だけ。しかし疲れ果ててもやる価値があると言う。
「起業したのだから当然です」とケインは言う。
「年とったときに働かなくてもいいように、若いうちにできるだけ働きたい」

フェミニストのcancel culture的な岡村叩きは文化大革命や学生運動における自己批判総括の強要と瓜二つだが、

wokeであること自体は、もちろん素晴らしいことでしょう。しかし、一部ではそれが暴走して「絶対的な正義」を掲げ、自分と違う意見や大らかな意見、あるいは何も気にしない人々を強く非難するような人も出てきています。最近アメリカでしばしば話題となる「キャンセルカルチャー」もその流れでしょう。
キャンセルカルチャーとは、著名人やインフルエンサーの過去の発言などを掘り出し、前後の文脈や時代背景を無視して徹底的に糾弾するという潮流です。キャンセルとは「いらない/受け入れられない」を意味し、SNS上でさまざまな著名人が「おまえなんかキャンセルしてやる」とばかり吊るし上げられています。

それもそのはず、現代のフェミニズムは1960~70年代の新左翼運動が進化したものだからである(マルクス主義→新左翼→フェミニズム)。

フェミニズムの「主要な敵 main enemy」は男性であることを私は公言してはばからない。
男性との対決と彼らの変貌を経ないでは「男女共生」はありえないのに、対決の時代は終わったとする言説は、ただ「男を敵にまわしたくない女」か「女にこびたい男」にだけ支持される。

左翼系活動家が岡村の糾弾に加担してることがその傍証である。

岡村バッシングを焚きつけている日本を代表するフェミニスト学者は過去にこのような発言(⇩)を繰り返してきたが、全く問題にされることなく東京大学教授を勤め上げて名誉教授となり、2019年には東京大学の入学式で男への憎悪とルサンチマンに満ちた祝辞を読んでいる。

マザコン男性とその母親が「母子坂、手をとりあって」(宮迫)滅びに向かってくれれば、こんなに平和なことはない。問題は、マザコン男性が身のほどを弁えずに結婚したり、権力を握ったりして、ハタ迷惑になるからである。
宮台 だから、上野さんにお聞きしたいのは、ぼくの「性的弱者論」を批判されてますけれど、実際に現在のような教育システムで育ってくるコミュニケーション・スキルの乏しい男の子たちはどうやって性的欲求を満たし、性的コミュニケーションを確保すればいいんでしょうか。彼らには上野さんがおっしゃるような、学習の余地がほとんどないと思うんです。
上野 自然史的・人類史的に言えば、マスターベーションしながら死んでいただければいいと思います。冷たいでしょうか。そのための産業もちゃんとありますし。だから、できるだけ、他人に迷惑かけない仕方で、性欲を充足していただいたらいい。
ギャルゲーでヌキながら、性犯罪を犯さずに、平和に滅びていってくれればいい。そうすれば、ノイズ嫌いでめんどうくさがりやの男を、再生産しないですみますから。
彼らが間違って子どもをつくったらたいへんです。
上野千鶴子氏の東大スピーチなどは、典型的なルサンチマンだ。
社会はそもそも理不尽で報われない。それを成り立たせているのは、男性優位という社会の価値だ。これをまずは糾弾し、全否定することからフェミニズムは始まる。

フェミニストが男女を反転したなら絶対に許されないような発言を繰り返しているのは、彼らが造反有理革命無罪と考えているからである。フェミニストは「権力勾配」と称して女→男の攻撃を正当化しているが、権力が本当はどちらかの側にあるかは明白だろう。先進国のメディアと言論界は、既に現代の紅衛兵=フェミニストの支配下にある。彼らは暴力革命を断念した代わりに、思想や社会規範を打破する破四旧的な「革命」を続けているのである(女は暴力よりも心理戦を得意とする)。社会のルールが革命勢力の都合がいいように書き換えられていく様相は『動物農場』に描かれている。

アメリカ政府は国際テロリズムに対してこのような方針で臨んでいるが、

The first element of our counterterrorism policy is that we do not make concessions of any kind to terrorists.

テロリズム→フェミニズム、テロリスト→フェミニストに置き換えると参考になる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?