反社会学者の詭弁

こんな詭弁を「ぐうの音も出ない」「完璧すぎる論破」「完膚なきまでに潰している」と思ってしまう人が多いから、ヒトラーのような大衆煽動が成功するわけである。

犯罪の告発は、明らかな虚偽が認められないかぎりはいったん信用して受理しなければなりません。

捜査機関が受理すべきことは、大衆が被疑者を有罪と推定するべきことを意味しない。「無罪の推定」が原則である。

たとえ99回虚偽の訴えが続いたとしても、100回目の訴えが虚偽であるとはかぎりません。

ならば、メディアも訴えが虚偽の蓋然性が99%以上とのニュアンスで報道しなければならない。

冤罪がなぜ重大な問題なのかというと、真犯人が野放しにされ、犯行を繰り返すおそれがあるからです。

ではなくて、無実の人に対する重大な人権侵害になるから。

去年読んだ本のなかで、ある心理学者が「共感」の危険性を指摘してました。共感はスポットライトである。対象者だけを明るく照らし出すが、その周囲は暗闇で、何があるのかまったく見えないのだ。

被害者アピールする女に「共感」して無実の男を犯人扱いする危険性の方が大きい。そのような事件はこれまでにも多数ある。

この世に替えの効かない人なんてひとりもいないんです。もしもそんな人が歴史上ひとりでもいたのなら、その人の死とともに人類の歴史は終わってたはずです。

これはアルビジョワ十字軍👇に通じる恐ろしい理屈で、無実の人でも「いなくなっても無問題」と社会的抹殺を正当化することにつながる。

「皆殺しだ。神が見分けるだろう」。この時の兵士への命令である▲その結果、異端派もカトリックも住民は無差別に殺され、犠牲者は一説に2万人にものぼった。命令した教皇特使の修道院長にすれば、地獄に落とすか救済するかは死後に神が見分けるからみんな殺してしまえ――という理屈である

https://mainichi.jp/articles/20220303/ddm/001/070/112000c

日本の性犯罪認知件数が欧米に比べて少ないのは、犯罪が起きてないからではなく、そもそも警察が性犯罪被害の訴えを門前払いしてしまうからであり、裁判にまでこぎつけるのは被害全体の2%くらいしかないなどといった、法治国家とは思えない実態があります

大嘘。暗数が少ない殺人などの凶悪犯罪が欧米に比べて圧倒的に少ないように、性犯罪も少ないことは定説である。

現状では、松本さん側の潔白を信じるに足る決定的な要素が何もないんですよ。一方で、被害を主張する女性のいいぶんはそれなりの量もあるし、否定する要素もありません。

一般的に、性行為は第三者がいないところで行われ、証跡も残されないので、自称被害者の主張があり得ないものでなければ、被疑者がそれを完全否定することは原理的に難しい。従って、潔白を信じるに足る決定的要素が何もないことは、有罪と推定する決定的理由にはならない。

スマホを没収したのが事実なら、松本さんの側に、これからやろうとしてることが犯罪に該当するという自覚、悪意があったことになります。女性を密室に呼び入れ、スマホを没収した状態で、それを普通の楽しい飲み会だと主張するのは、一般常識としてムリがあります。

プライバシー暴露を警戒する人が、立場が異なる人と会う場合に、スマートフォンの使用・持ち込み不可を条件にすることは珍しくないので、犯罪に該当するという自覚、悪意があったことにはならない。一般常識としても無理は無い。

一般企業の社長が社員に、性行為要員の女性(もしくは男性)を用意するよう命じてた事実が判明したら、その社長は社会的信用を失い、辞任するしかないでしょう。
パワハラの加害者という事実だけで、テレビ局が松本さんを出演禁止にする十分な理由になります。それをやらずに、何のためのコンプライアンスなんですか。

松本と今田や小沢たちとの関係は、社長と社員(上司と部下)の関係とは異なる。女集めそのものは犯罪行為ではなく、今田や小沢たちが松本に嫌々やらされていたいう証拠もないので、パワハラにはならず、テレビ局のコンプライアンスとも関係ない。何らかの男集団で、先輩が後輩に「合コン相手の女を集めてこい」と命令するのは普通のことである。

重要なのは合意があったかどうかではなく、合意の中身と合意に至った状況です。本当に双方がすべて納得した上での合意だったのか。虚偽や脅迫、社会における力関係を利用した威圧などによる合意だったら、それは詐欺と同じです。あとから取り消せるのが当然です。

世の中には取り消せる性質のものとできないものがあり、性行為は後者に当たる。性的合意を後から取り消して犯罪として告発できるのであれば、人々の信頼関係と社会秩序は崩壊してしまう(もちろん、脅迫・威圧による「合意」は犯罪なので別)。

私が薦めたいのは、外国特派員協会で会見を開くことです。

日本外国特派員協会が公正中立ではなく信用できないことは虚偽告発された群馬県草津町の黒岩町長が語っている。

実名・顔出しだからといって信用してはならないことの見本👇。世の中には常識では測れない人が結構いる。

元記事の筆者のPMは詭弁に引っ掛かる人の多さを測るために書いている、つまりは"釣り"目的ではないかと思われるが。

ジャニーズ問題から我々が学ばねばならないもっとも重要な教訓、それは、予断をもって犯罪告発の声を封じてはならない、ということです。

松本問題から我々が学ばねばならないもっとも重要な教訓、それは、予断をもって犯罪告発の声を信じてはならない、ということです。

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