銀行に預けた金の使われ方
銀行は預かった金に利息を払うのだから、その金を何らかの形で有効利用しなければ赤字の垂れ流しになってしまう。銀行への預金は「銀行の貸金庫に現金を預ける」とは意味が違う。自称貨幣論研究者は銀行システムの仕組みを理解していない。
データであっても貸し金庫であっても「あれ戻してもらえる?」と引き出しに来られた時、わずかな資産でも不足していたら銀行業は成り立ちません。又貸し説では堂々と不正をやって100年単位でバレないことになっている()
— シェイブテイル (@shavetail) December 25, 2021
「お客様のお金は現在B銀行にあるはずなのですぐ取り返します。」電話を掛けて…「もしもし、B銀行ですか?当行のお客様Xさまの現金、あれはどうなりました?すぐ返してほしいんですが。え!もうC銀行に貸し出したんですって!困りますよ!」という修羅場が毎日繰り広げられているのでは()
— シェイブテイル (@shavetail) December 25, 2021
ま、ネタではあるのですが、又貸し論者の発想では預けた金を銀行が預金者には無断で自分の資産として他行に貸し付けるという想定になっているので、「あんたは金に色がついているというのか(゚Д゚)云々」というのは一種の開き直りですね。
— シェイブテイル (@shavetail) December 25, 2021
証券会社の預り金は単に預かっているだけで分配金等は付かないが、MRFの口座に入金されると、安全性の高い公社債やCP等で運用される。証券会社は客に無断で運用しているわけではない。
銀行(正確には預金取扱機関)が預金を集めるのは、又貸しするためではなく、預金の引き出しや他行への送金による現金(中央銀行への預け金を含む)の流出に充てるためである。預金の調達コストは短期金融市場で他行から借りたり、中央銀行から借りるよりも低かったので、銀行はせっせと預金集めをしていたわけである。
他行への送金は又貸しとは似て非なるものなので取り違えないように。
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