サナエノミクス

これを見る限るでは、全く期待できない。

第1の矢は同じ「大胆な金融緩和」。第2の矢は「緊急時のみの機動的な財政出動」。マクロ経済的にどんどんお金を出すっていうんじゃなくて、災害だとか今回のような感染症に絞り込んでいく。第3の矢は、私の場合は「危機管理投資」。人の命に関わるようなリスクを最小化するための投資とか、もっと経済が成長するために今やんなきゃ間に合わない投資に大胆にお金をかける。

日本銀行が2013年に量的・質的金融緩和に踏み切る前の時点で、短期金利はゼロ、リスクプレミアムもリスクオフの状態になっていたので、金融緩和は限界に達していた。今更「大胆な金融緩和」に意味はない。

財政政策も「もっと経済が成長するために今やんなきゃ間に合わない投資に大胆にお金をかける」とは言うものの、その規模と具体的内容は不明確で、全体としては緊縮志向と判断せざるを得ない。

経済格差対策は税制でも対応できる。「分厚い中間層を作る税制」が重要だ。麻生内閣のときに1回検討された「給付付きの税額控除」は勤労している低所得の方に控除していくものだから進めるべき。あと例えば「ベビーシッター減税」「家事支援減税」はやりたい。

ベビーシッター減税はパワーカップルに有利で、むしろ格差拡大の方向性がある。

私は「先見性を持って、リスクを最小化する」、それから「日本を守り抜くという強い責任感」、未来を切り拓いていく覚悟を示せるか、だと思う。

小泉構造改革、民主党政権、アベノミクスに期待した人はこれ👆にも騙されるのかもしれない。

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