リベラルの祭典

近年、国内外のリベラル勢力による大攻勢が続いているが、オリパラはそのためのイベントだったことになる。

「この状況での五輪。人によっては反対する人もいる。バラバラになった状況だ。大会の基本コンセプトに『ダイバーシティー&インクルージョン(多様性と調和)』とある。この時代に『国民は』とか『世の中の人々は』という表現は完全な時代遅れだ。国民って誰? 人々って誰? という時代。その人々とは日本人のこと? ということ。これを多様にイメージしていく。受け手の気持ちになって考えることが唯一、コミュニケーションの今後のあり方だ。それを考え開閉会式をつくってきた」

DiversityとInclusionはリベラルの教義の核である。

The “progressive” project of controlling society works more easily if people’s thoughts can be shaped by the use of language. Orwell understood that and so do our contemporary authoritarians of all shades.

リベラルはオーウェルの『1984』のように言葉の意味を変えることで人々の思考の枠組みを変えてしまう。この👇ような一昔前なら考えられなかったことが現実化しているのは、DEIのために女(woman)という言葉の意味が変えられたからである。

「この時代に『国民は』とか『世の中の人々は』という表現は完全な時代遅れだ」は、西洋のリベラルから称賛された自称リベラルの安倍首相(当時)の「もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました」と同趣旨である。

安倍前首相は「あたかもリセットボタンを押したように、日本を一変させる」とも言っていたが、大手広告代理店がその実働部隊ということになる。

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