男女平等は(万人の平等と同じく)絶対に実現し得ない、反道徳の妄想

日本では数少ない反WOKEの国政政治家である杉田水脈議員が、例によって左派リベラルのマスコミに叩かれている。

杉田氏が男女平等を「反道徳の妄想」と発言したのは2014年10月31日の衆院本会議。

これ👆は以下👇の質問の中での発言。

この法案と、いわゆる女子差別撤廃条約、そしてそれをもとに策定された男女共同参画基本法との関係をお尋ねします。
本来、日本は、男女の役割分担をきちんとした上で女性が大切にされ、世界で一番女性が輝いていた国です。女性が輝けなくなったのは、冷戦後、男女共同参画の名のもと、伝統や慣習を破壊するナンセンスな男女平等を目指してきたことに起因します。
男女平等は、絶対に実現し得ない、反道徳の妄想です。女性にしか子供を産むことができない、この当たり前のことに目を背けた政策を続けた結果、男性ばかりか当の女性までが、女性にしか子供が産めないことをネガティブに捉える社会になってしまいました。その結果、ドメスティックバイオレンスが蔓延し、離婚が増加、少子化や子供の貧困の原因となっています。
次世代の党は、この男女共同参画基本法という悪法を廃止し、それに係る役職、部署を全廃することが、女性が輝く日本を取り戻す第一歩だと考えます。
総理の著書「美しい国へ」からの抜粋です。最近ジェンダーフリーという概念が登場した、生物学的差異や文化的背景も全て否定するラジカルな考えを包摂する和製英語だ。
また、以前、ジェンダーフリー教育を考えるシンポジウムにおいて、総理は、結婚や家族の価値を認めないジェンダーフリーは文化の破壊につながるとも発言していらっしゃいます。
有村大臣も、以前から総理と同様の発言をしていらっしゃるので、我々と考え方は同じだと思いますが、次世代の党の考え方について、現在の政府の見解をお聞かせください。
いつから女性は弱者になったのか。国の施策において、やたら主語に女性を持ってくるようになって以来、どんどん女性が弱者として扱われるようになりました。
女子差別撤廃条約の破棄、男女共同参画基本法の撤廃を行い、男女がお互いに尊重し合える社会を取り戻すことを日本国の皆さんにお誓いして、私の質問を終わります。(拍手)

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigirokua.nsf/html/kaigirokua/000118720141031009.htm

「世界で一番女性が輝いていた国」だったかについては異論はあるだろうが、この文脈においては「男女平等は、絶対に実現し得ない、反道徳の妄想」というのは正しい。

杉田議員が一貫して主張しているのは、

  • 男と女には生得的・生物学的な違いがある⇒結果のequalityは実現しない

  • 女は聖なる存在ではない⇒女の言い分が常に正しいとは限らない

ということだが、左派リベラルのイデオロギーに毒されていないリアリストはこれに同意するだろう。実際、北欧諸国でも専攻分野や職業選択に明確な男女差が見られる。また、STEMパラドクスで知られるように、男女平等とされる国ほど結果の違いが大きくなる傾向が見られる(⇐生得的な違いの寄与度が大きくなるため)。

Women and men in Sweden - facts and figures 2022
Women and men in Sweden - facts and figures 2022
Women and men in Sweden - facts and figures 2022

男女平等、すなわち社会のあらゆるポジションが男女半々になる(べきだ)というのは、万人の平等を求めた数々のイデオロギー運動と同じで、副作用が大きいだけの空理空論・妄想であることは間違いない。

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