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2020年12月の記事一覧

コロナ対応で知事が評価される都道府の状況

朝日新聞の世論調査によると、 評価する政治家のトップ3は 1位:吉村大阪府知事 2位:小池東京都知事 3位:鈴木北海道知事 ということなので、その実績を確認する。 12月29日24時時点の新型コロナウイルス感染症の状況を都道府県別にグラフ化する。 評価は実績を反映しないことがよくわかる。 マスメディア(特にテレビ)がプッシュしたい「改革派」政治家のランキングにも見える。

大阪市は成長していたのか

「大阪の成長を止めるな」は大阪市廃止派のスローガンだったが、そもそも大阪市は経済成長していたのかを内閣府「県民経済計算」の1人当たり県民所得で確認する。 大阪市の1人当たり市民所得は1993SNAから2008SNAへの変更によって大幅に変わっているので、ピークの2007年度=100とした指数で比較する。 大阪市は全県計を大きくアンダーパフォームしている。 橋下徹市長就任(2011年12月19日)後のパフォーマンスも他の主要都市に比べて見劣りがする。これを「成長している」

妊娠届出数

出生数の先行指標となる妊娠届出数は5月に大きく落ち込んだが、その後はやや持ち直している。2018年は94.8万件、2019年は91.7万件、2019年11月~2020年10月は87.8万件である。 参考に出生数の推移。

草津町のリコールは女も圧倒的に賛成

一つ前の記事で取り上げた群馬県草津町の町議会議員リコールについての参考資料。 投票者数2835人(男1369人・女1466人) 投票率53.66%(男51.76%・女55.57%) 有効投票数2750票(賛成2542票・反対208票) 女の賛成票は1173票(=2542-1369)以上なので、女の投票者の80%以上(=1173÷1466)が賛成したことになる。リコールが女vs男の構図ではなかったことは明らかといえる。 地元では「議員としての適格性」が争点であることが

11月の自殺者数

警察庁から11月の自殺者数(速報値)が公表されたのでグラフ化する。 祈りが通じたのか「最悪の予想」は当たらなかった。 もしかしたら11月の自殺者はもっと増えてしまうのかもしれない。そんな「最悪の予想」が当たらないことを祈るしかないのが歯がゆい。 女の増加率が高いので注目されているが、1997年末からの増加と比べるとまだそれほどでもない。

日中経済比較

日本の外国敗北の背景に圧倒的な経済規模の差があるとの分析。 記事にあるIMF予測のGDPから世界シェアと対日本比をグラフ化する。2025年には中国は日本の4倍弱になる。 王毅外相が尖閣を中国の領土としたのに対して日本がその場で反論しなかったことを中国は外交勝利と狂喜している。GDP規模が2025年にはアメリカの9割に及ぶとしたIMF予測を背景に中国は強気に出たのだ。 中国の強気の背景にはGDPというマクロに加えて企業レベルのミクロもあると考えられる。 日本を代表する企