音楽が奏でる夢見心地
高校生くらいでまだいろいろな出来事に対して純心でいられた頃、アメリカ出身のあるロックバンドの演奏を見ていたら、サビをソロで演奏していたギタリストがとても気持ち良さそうに見えた。サビの美しいメロディーラインを、単純だがとても洗練されたギターの音で綺麗に奏でてたくさんのお客さんを魅了し、その中心にいる本人もとても気持ち良さそうなのが、ギターを弾いているその表情によって知ることができた。
テレビ画面を通して観客の一人としてそのギタリストを見ていた訳だが、その楽曲が好きだった事もあって入り込むようにメロディーラインに聞き入っていた時に、ギタリストの下半身にピタッと張り付いたジーンズの前が膨らんでいるのを見て思わずこう思ってしまった。
ひよっとしてこのギタリスト、気持ち良さに酔ってジーンズの前を大きくしているのではなかろうか・・・
真偽の程は定かではないが、音楽演奏にも直情的なセクシー要素が含まれている事を知ることとなった。
後にピアノを弾くようになった時は演奏中に前を膨らませるような事はなかったが、違う楽器を奏でる、つまり女性と交わるようになった時、さながら音を奏でるように指先を敏感なところに這わせて美しい調べを奏でることを覚えてしまった。指先の力の入れ具合や動かすスピード、それによって得られるであろう快感の違いによって、心地よい声音を聴かせてくれる。時には繊細な声音で、時には周りに響き渡るような声音で。それはそれは、聞いていてとても気持ちの良い音の連なりで、この場合は前がはち切れないほどに膨らんでしまい、その後に交じり合う事によってお互いに夢見心地となり果てる。
聞いているだけで心が潤うようなセクシーな音楽はたくさん存在するが、セクシーな体験を積み重ねれば積み重ねるほど、その音楽のセクシーさが増して感じられるような気がする。芳醇な楽曲が奏でるメロディーラインに身を委ねることによって、十分セクシーな、夢見心地な気分になるものである。
セクシーな音楽の話は次の機会にでも・・・
セクシーコメント17
”ピアノを演奏するのに舌を使うのは良くないかな?”
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