Valkyrie制作秘話① ~最初期~

どうも、試験まで10時間を切っているProdigiumです。ま、まあ計算問題しか出ないしどうにかなるやろ!!!!!(爆死フラグ)

ということで、今回からしばらくの間、シリーズものとして「Valkyrie制作秘話」をやっていこうかと思います。Valkyrie制作の経過とか、意識したこと、できたことできなかったこと、反省点と思わぬ収穫などなど…。いっぱい書いていけたらな、と(そこ、ネタ切れ対策のために1テーマで引き延ばしてるとか言わない)。

そもそもさあ、Valkyrieってなによ、おいしいの?って話、まずはそこから。

Valkyrieとは、私が太鼓の達人楽曲公募2021に出した曲です。大手音楽ゲームの楽曲公募に出したのは初めてだったのですが(DTM初めて半年とかの人間がこれやるの、良くも悪くも恐れ知らずですよね)、とても幸いなことに、steμさんの準佳作コーナーに選んでいただけました。宣伝ツイは過去最高の伸びを記録し、これを機に私の運命は大きく変わっていく…ことはありませんでしたが(宣伝ツイが伸びたのは本当です。あとは交流の輪が広くなりましたね、確実に)、私のDTM人生における一つの転換点というか、大事な足跡になった曲です。

ということで、第1回の今回は制作最初期のお話を少し。

太鼓チーム公式が「公募やるでよ」って発言をしたのが、確か2月20日だったと記憶しているのですが、その時期Prodigiumは何をしてたかというと、ちょうど評価試験真っただ中だったんですよ、しかも、前作の伸びも反響もあまり芳しいものではなかったので、「笹食ってる場合じゃねえ!」ならぬ「DTMやってる場合じゃねえ!」っていう状況でした。やる気が結構失われた状況だったんですね。そういうわけで、最初に発表を聞いたときに思ったことは

「べつにやんなくてもいっかあ」

でした(ごめんねこんな適当で…)。まさかこんなことになるとは当時はつゆ知らず…。

しかしそのうちになって、ある考えが首をもたげてきました。

「あんまり伸びなかった前作、昇華させたくない???」

というのも、前作は自分でもかなり挑戦的な曲でして、これまでの自分の作風を一定程度破壊しつつ、自分の理想とする雰囲気づくりはそのままに、って感じの目標で挑んだ曲でした。Riserとリバースシンバルの使用、キックをより人工的に、対旋律の導入、より複雑なリズムとコード進行…。どれもこれも初心者なりの目標ですが、初心者なりにいろいろ考えて作ってたんですよ。

それでまあ、あんまり伸びなかったんですね。まあ何故かというと、クオリティが十分でなかったというのもあると思うんですが、

「音圧が足りない」「シンセをメロディーに使ってない」

というのがあるんじゃないか、って思ったんですね。(残念なことに、)Twitterなどで「伸びる音ゲー曲」というのは、得てして「音圧がすごい」「音がめっちゃ密」「シンセが主体」が最低条件のことが多くてですね(もちろん例外はあると思います、あくまで私が見た限りです)、個人的にはその流れがあまり好きではなかったのであんなに伸びない曲を作ったというのはあるんですが。

でもある時気づいたんです。

「もしかして、音圧を上げて、リズム複雑にして、シンセを積極的に使っても自分の理想とする雰囲気、曲は作れるのでは?」

大発見でした。大人な見方ができるようになったというか、折衷案を思いつくことに成功したわけです。

ということで、ここから私のDTMに対する熱は再燃、新たな曲の制作へと漕ぎつけていく…のはまた次回。ちなみに、この時点ではまだ本気で太鼓の公募に出そうとは思ってませんでした。完成優先。

今回はここまで!前作の課題点から浮かび上がってきた新曲の形、という流れを理解していただけましたでしょうか?これ、結構初心者・中級者が曲のネタに詰まったときに使えますよ。

それでは、よいDTMライフを!

[追記]試験の方ですが、何とかなりました。多分100点。

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