採食主義について考えてみる、誰が正しいことを言っているのか?
何が体に良いかは、色んな立場の人が、色んなことを言っているので、誰が正しいことを言っているかを判断するのは、意外と難しいと思う。今回は以下の内容について:
・昔はタバコも体に良いものとされていた?
・採食主義について、肉食主義について
・キヌアのサラダ
昔はタバコも体に良いものとされていた?
何が体に良いかを知るのは意外と難しいと思う。例えば、1930年代頃、タバコは体に害を与えないとされ、プロ野球や医者がその広告に使われていた時代もあるくらい。その時代に生きていたら、それを信じていただろうか??それを売る産業がある限り、その製品を正当化する情報の発信は、仕方がないことだとも思う。改めて思えば、色んな人が色んなことを言っている。
採食主義について
特に食品業界は、それが顕著で、脂質が悪いとか、炭水化物がダメとか、色々な健康本やダイエットの本が形を変えて毎年毎年出版されている。(そして見てしまう)
最近、観た”The game chargers”という映画は、食生活を植物性に変える利点を(ある程度)科学的に説明していて、興味深かった。
• 人間の歯や消化器は肉ではなく、植物を食べるのに向いている。原始人もこれまでは肉が中心の食生活と考えられていたが、植物を食べていたということが分かってきた。
• 古代ローマ・コレッセウムの剣闘士は採食主義だった。
• 消防士の職務中の死亡原因は心疾患で、採食主義の食生活を1週間続けるとコレステロール値が下がって心疾患の予防に繋がった他、幾つかの検証を行った。
• スポーツ選手の中にも採食主義の人がいる。(陸上のカール・ルイスやF1のルイス・ハミルトンなど)
上記のタバコ産業が自身の商品を正当化している事例も、この映画で紹介されておりました。また、肉食が”カッコイイ”というイメージも(米国だけ?)、マクドナルドやKFCなどの食品会社が、スポーツ選手を起用して、意図的に作り出したものだとしております。(映画の内容はこちらで良く纏まっておりました。)
番組内でも、菜食主義のメリットを説明するために、幾つかの実験がされておりましたが、どれもサンプル数が少なく、とても統計的に有利なデータを示しているとは思えません。結局、何が正しいかは、受け手が知識を付けて、自分達で判断しなくてはならないんですよね。
キヌアのサラダ
僕は、映画を見た後、早速、キヌアのサラダを作りました。
サポート頂けたら同じだけ誰かにPay Forwardします!お金以外の価値が広まれば良いですね。