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「発信」を恐れないために広報があるべき姿とは。広報LT大会#14@エーピーコミュニケーションズ

こんにちは!最近続く猛暑の中、駅の自販機でスポーツドリンクが売り切れていたとき絶望を感じましたたびちんです。くれぐれも皆様水分と塩分摂りつつ、体調には気をつけてお過ごしください…!

6月26日にクローズド開催させていただきました、広報LT大会#14のレポートです!今回は、「2周年記念★LT発表者感謝祭~」と題し、株式会社エーピーコミュニケーションズ様にて開催させていただきました!小松様、会場提供ありがとうございました!!

2年間で初のクローズド開催。これまでPRLTではLTの総数が100本を超えました。100以上の広報ナレッジ、泥臭い話が世へ発信されたわけです。おかげさまで、最近はエンジニアなど他職種の人にも、PRについて興味を持っていただけるようになりました。

LT大会は、発表者がいないと成り立たちません。今回はLTしてくれた人に感謝する意味でも、参加者のみなさんと知見や経験をシェアすることの大切さをもう一度感じたいという意味でも、これまで発表したことがある方限定にしてみよう!ということで、クローズド開催としてみました。おかげさまで、これまでPRLTに出て頂いた多くの皆様にご参加いただけました。

PRLTのこれまでの経緯やこれまでの歩みはこちらにまとめられていますので良かったら読んでみてくださいー!
PRLT決算報告 - 2年間を振り返って 

今回は「アウトプット」にフォーカスしたテーマで行われました。
それではいってみましょう!

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株式会社マツリカ 中村岳人さん 『漫才で学んだ!アウトプットの重要なポイントとは』

趣味としてやっている漫才からアウトプットについて学んだことをシェアしていただきました。そもそも、お笑いはセンスだけではなく、技術(ノウハウと練習)で質を担保できるというもの。そのため、アウトプットについては学べる点が多いと言います。前提として、中身よりも伝え方が大事というなかで伝えるためのテクニックとしては、受け手に違和感を覚えさせないツカミ、受け手に疑問を持たせない内容、そして伝えたいことよりも「知りたいこと」を先に伝えるというところが挙げられていました。今回の中村さんのLTのように、あらゆる表現活動を師匠にしながら、アウトプットを深めていきたいですね。

中村さんのスライドはこちら。


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Scouty株式会社 伊藤哲弥さん 『PRサービスの責任者がスタートアップに転職してやったことぜんぶ。』

スタートアップに転職した伊藤さんは、PRの責任者でありながらもSalesやCS、マーケティングの領域にまで活躍されています。その中でもレピュテーション向上が最も大事だとして、特に大切にしてきたことがあるそう。それは、PR担当としてのユーザーへの取材記事、HR Meetup、そしてクライアント登壇イベントのみではありませんでした。SalesやCS、採用面談など、目の前の人に対して丁寧な対応をし、またメッセージを伝えるということ。ステークホルダーとの個別対応は、実はPRのアウトプットとしても最も大事にしなければならないという言葉は、私を含め会場の様々な方に刺さったようです。
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Repro株式会社 伊藤直樹さん 『アウトプット力を高める逆説的思考法』
上司から教わった、一見正しくなさそうな仕事上の心がけについて。以下ダイジェストです。
①他人からの提案にはまず「ノー」と言え:思考停止に陥らないための癖をつける
②本なんて読むな:まず自分の頭で考え手を動かした後で本を読むことでわかった気になるのを防ぐ
③オウンドメディアの取材記事は取材日より前に完成させろ:入念な下調べとストーリを作っておけば当日は事実の確認だけで済む
結果として、ご自身もアウトプット力上がった気がする・・・とのこと。「自分の頭で考えること」を徹底的に教えてくれる、素敵な上司の方ですね!


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スタディプラス株式会社 黒須香名さん 『アウトプットに意図とさわやかマナー』
アウトプットには意図を明確にすることが大事!という黒須さん。
どんな行動をとってほしいのか?どのような印象を持ってほしいのか、改めて立ち止まって考え、自社含めた3社合同イベントで実践したそう。持ってほしい印象から逆算して、発表資料に必要な情報を載せたり、積極的な行動での働きかけから、結果として、SNSで拡散・取材につながっていきそうな動きがとれたそうです。意図を明確にすることによって、アウトプットのイメージができ作りやすくなる、そして意図どおりに進むのは気持ちいい。PlanをきちんとするとPDCAサイクルが回しやすいとおっしゃっていたのは印象的でした。動き出す前に文字にすること、大事ですね。
黒須さんのスライドはこちら!

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SIerIoTLT チャラ電Mitzさん 『コミュニティ運営芸人が意識しているアウトプット』
業界コミュニティ・ユーザーグループコミュニティ・プライベートコミュニティと8以上のコミュニティを主催したり運営に関わっているMitzさん。コミュニティの意義とは、と考えたとき、知識の共有や新たな刺激、拡散から存続へというエコシステムがある中で、コミュニティからのアウトプットは参加者へのインプット、そしてその参加者からのアウトプットにつながらないと意味がないとの力強い言葉。そのなかで、コミュニティからの環境整備や誘導・サポートの役割はとても大きいとしています。タイミング・イベント開催場所・どんなイベントなのか見える化するなど、様々なステークホルダーに最適な情報発信はなんなのか考え、細かくブラッシュアップされていました。写真やレポートの共有はその日のうちに!というところも徹底されていて、PRLTコミュニティでも実施していただき、改めてMitzさんの凄さを体感する日となりました。

Mitzさんのスライドはこちらです。

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ChatWork株式会社 藤井香苗さん 『コミュニティマーケティングから考える施策の展開方法』
コミュニティを通して、サービスの認知やファンを増やすコミュニティマーケティングは、IT企業のみならず様々な企業で取り組まれています。その理由は、人々が広告慣れし効きにくくなっている昨今、広告費用をかけずに新規顧客が獲得でき、ユーザーのリアルなフィードバックももらえるから。Chatworkもユーザー主催のユーザー会「Chatwork Cafe」があるそう。その中で、導入潜在層や導入顕在層などの各フェーズの見込み顧客に適したコミュニケーション施策がわかってきたとのこと。そこに対して、どうリソースを分配するのか、「経営資源の5原則」から考え、できることを考え出し、コンテンツ制作や共催セミナーを実施した話は、改めてアウトプットを始めるときのプランニングについて学びが大きかったです。

藤井さんのスライドはこちらから!


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freee株式会社 定田充司さん 『PRドリブンなアウトプット、2018年春』
B2B広報で、マスにリーチする新たな露出が必要という新たなフェーズにはいってきたfreee。その中で何をするか考えた時に、3つポイントがあったそうです。1つ目は、自分の強み・弱みを知る。定田さんの場合は、人脈を外部委託し、一方で得意なネタ作りは注力していくスタイルにしたとのこと。2つ目は、社会的関心事×社内の既存リソースを常に考えること、そして、3つ目はアウトプット最大化を意識すること(焦りすぎない)。結果として、事業部のマーケティング施策とコラボする、社内のコミュニケーション施策づくりでオフィススナックを作ってしまう、偶然書籍発売につながる…など、PRドリブンな施策につながったそうです。

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ASCII.jp 大谷イビサさん 『アウトプットを苦行にしないための訓練』
手書きでのインパクト大なLTをしていただいたイビサさん。「突然ですが、みなさんにとってメディアの定義とはなんですか?」「はっきり言えば毎日更新することです!」の言葉から始まり、オウンドメディアなどで書くことに直面している聴衆の胸を効果的にえぐっていきます。
とはいえ更新できない理由も様々。そもそもメディアとはお金も人手もかかるもの。そのなかで、理想としては、同じものを投稿し続けるではなく、特集・連載・ニュースといった様々なコンテンツを用意したコンテンツの森を作ること。つまり、企画を絶やさないアウトプットのサイクルを作るということでした。その他、ネタ作りに役立つ視点の変え方など今回も盛りだくさんのLT内容でした。もしよろしかったらスライドご覧くださいね!


レバレジーズ 吉田ハルカ 「「発信する」ということ」
今回最後に、PRLT主催の吉田からもLTさせていただきました。
発信とは正解を出すだけではなく、いわゆるボケをかまして対話を引き出すようなものでもあります。みなさん、今後も身構えずにどんどんやっていきましょう!


とてもあたたかく、実りの多い回となりました!そして、今回フィードバックとして、アンケートに皆様にご回答いただいたものを長瀬がまとめました。ご意見・ご感想いただき、誠にありがとうございます!他にもあればぜひご連絡ください。次回からもガンガン生かして運営していきますね!


次回のPRLTは【祝2周年】他職種×PRの可能性を考える広報LT大会#15@ユニオンテックと題しまして、2018年8月28日(火)に開催しますー!

https://prlt.connpass.com/event/96618/

ご都合が合えば、ぜひぜひお会いしましょう!いつでも待ってますよー!


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