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人生初の大相撲観戦

おはようございます。2024年9月17日です。
玄鳥去(つばめさる)です。


週末はオーケストラエクセルシスの演奏会本番と、人生初の大相撲観戦というイベントがあった。

演奏会には申し訳ないのだが(それでも趣味なのか)、大相撲がなかなか面白かったので、それを書く。


まず、前提として、両国国技館は8時半に開場し、取り組み自体は9時半からスタートした(昨日の場合)。

それを踏まえた上で、少々衝撃的だったのが、会場でも配布されている観戦ガイドに掲載されている「大相撲1日観戦ガイド」だ。

  1. 12:00 まずは国技館でランチ

  2. 13:00 ランチのあとは、国技館めぐりと博物館

  3. 14:00 観戦土産を手に入れよう

  4. 15:00 2階には国技館グルメが盛りだくさん!

  5. 15:30 いよいよ相撲観戦

いや確かに実際のところは、朝からの序の口といった(こうした階級も今回知ったのだが)取り組みを観ても、一般的にはそう楽しめまい。そこは十両以上、なんなら中入りから観戦するぐらいで時間的に内容的にも十分なのは間違いない。

それにしたって身も蓋もない。


こうした格付けの違いは、行司の衣装とか、土俵脇で待機する力士の座布団の違いにも現れていて、なんというか厳然たる待遇の格差があるというのをまざまざと見せつけられた。

それが悪いと言いたいわけではなく、そういう世界なのだということだ。ある意味実力の世界でもあるので、仕方ないといえば仕方ないかもしれない。
そこに文句があるなら、言い方は厳しいが最初から諦めるしかない。相撲という競技には複数の団体があるわけではなく、その世界だけがすべてだからだ。


で、せっかくなので(途中ちょこちょこと抜け出しつつも)朝から観戦したのだが、これが実際の実力差レベル差を感じることができて興味深かった。

扱いだけでなく、やはり実力も違うのである。

後半になればなるほど、立ち会いの緊張感やぶつかる激しさのレベルが上っていくのがよく分かる。

普段テレビなどで(観ていないが)見かけるのは、トップ集団の取り組みなので、そうした「実力差」というものを感じ取れる場面が少ない。

それが続けてみることで、ああ序盤の頃のあの取り組みが、最終的にはこの高みに到達していくのだ……と改めて認識させられた。

会場ならではの臨場感と合わせて、非常に楽しめたのは確かだ。


思い出したのは、アルペンスキーをワールドカップで見るのとオリンピックで見るのとの違いである。

ワールドカップはトップレーサーの争いで、しかも放映されるのは決勝のみであることが多いので、その実力差は(あるといっても)かなり拮抗しており、素人目には運やコンディションの差のように見えてしまう。

これがオリンピックの場合は、ダイジェストでなければ予選から見ることができ、国の代表レベルであってもその実力差はかなり大きかったりする。そうすると、なるほどトップレーサーの上手さというのはそういうところかというのを感じ取りやすい。

スポーツというのは、トップクラスのアスリートの研ぎ澄まされた勝負だけでなく、その予備軍的なクラスの勝負を見ることで、また違った面白さが見えてくるものなのだ。


本日は以上です。

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