見出し画像

懐かしい日々。第三の眼という場所。

「Sol Levante」から

今年の春までは表現の場はブログ一本でした。ツイッターで呟き始めたのもnoteを書き始めたのも2020年の春以降のことです。もっと他の表現の場をと思い立ったきっかけは齋藤瑛監督の「Sol Levante」というNetflixオリジナルアニメのメインタイトルを描かせていただいて、エンドロールに名前が出たた!ということもあったと思います。

動かし始めたら懐かしい人から連絡が

私は東京・渋谷区にある自分のアトリエで仕事をしています。ワークやセッションの仕事です。時々は絵を描いたり字を書いたりもします。活動は今年で15年目になります。占いはしますが、占い屋さん専門ではありません。「本性の自分自身と出会っていくための学習と実践」の様々なワークをメインに移行させていただいていて、その上で相談事があるという場合には占星術やタロット、透視等を使ったカウンセリングの対応もさせていただいています。(私が使っているすべてのツールは特別な才能ではなくて技術です。実は練習次第で誰にでも習得可能な技術という範囲のものです。という立ち位置でお仕事させていただいています。)

占い屋さんと勘違いされても大きくは問題はありませんが、実際やっていることはそれ以外のことがとても多い状態です。これらの説明は簡単ではないと思ってこれまで来ましたが、2020年の初夏以降からその考え方を改めることにしました。

相談、カウンセリング以外で、メインの仕事として行っているのはいったいどういう内容なのか簡単に言いますと、以下です。
「自分で無自覚な部分の自分のことをより知っていき、より自分らしく生きていくために新たな気付きを活かしていくということ。それらを様々な知識やツールを使ってサポートさせていただき、例えば道案内のようなことをさせていただいています。」

そのためのワーク内容としては、初級占星術の学習、タロット学習、タロットパスワークという瞑想、十牛図や様々なお絵描き、誘導瞑想、ヒプノ(催眠療法)、立体LifeSymbol、水晶視、生命の樹、RV(遠隔透視)などを少人数のクラスや個人授業の形で開催しています。

しばらく前になりますが、かなり久しぶりに東京・代々木に実店舗がある「Quantum Mind 第三の眼 」のkyokoさんに連絡をいただいたので、返信させていただき往復のやり取りがありました。思い出したら懐かしくなって、少し当時のことを先日ブログに書いたのです。そうしたら、ご連絡もいただかないままに新たにTwitterでフォローしてくださっていたことに気が付き、その呟きに驚いたので、あらためてnoteに思い出の「第三の眼」について書かせていただくことにしました。

「Quantum Mind 第三の眼 」とは代々木にある、西洋占星術やタロット、東洋占術など各占術のエキスパートが在籍しているお店です。2007年に立ち上げたのは、当時、石塚隆一氏と共に「心理占星術研究会」をすでにスタートさせていたkyokoさんです。
今日現在のことはわからないのですが、最初には占星術、タロット、絵画分析、禅の十牛図、スーフィのエニアグラム図形などの研究家として大御所である松村潔氏のもとで直接学んだり研究していた人たちが活動する現場でもありました。


画像2


好きなことによって拓かれてゆく

最近のブログにも書いているのですが、私はとにかく前に出るということが得意ではありませんでした。集中してしまうと周囲は関係無くなって別モードが始まってしまい全く問題なくなるのですが、そこに入るまでには周りが気になってしまって集中できず、とても緊張してしまう性質だったのです。
当時「第三の眼」というお店で占い師として座っていた時にも、「空席ですよ、どうぞ」というお知らせになるにも関わらず、私は店の玄関口にあるカーテンを開かずにわざと閉めて席に座り「怖いよ。早く帰りたいよー」とさえ思っていたのです。おかしいですね。
なのでお恥ずかしい話ですが、通常モードだと人前から「隠れる」というのはわりと本当のことなのでした。(笑)

「第三の眼」というお店は、自分自身についての理解を深め、よりよい人生を歩いて行くことの出来る自分作りをしていくことを助けることを主軸にしているお店でした。
普通のよくあるような「当たり外れの占い」とか「良い時悪い時」を占うとかではないところからの視点で鑑定及びカウンセリングしている方々や、各方面の研究家の先生たちがいらっしゃるようなグレードの高いしっかりとしたお店でしたので、ある日「店に座っていただけませんか?」とkyokoさんから声をかけていただいた瞬間は、ビックリして第一に逃げ出すことばかりが頭に浮かびました。
しかし、当時はオーディションで在籍する人を決めていたのを知っていましたので、声をかけていただくということ自体がなかなか無いお話だったのと、松村潔氏プロデュースのお店としての在籍許可がすでに出ているということもお聞きして「たくさんの人の前での試験が無いらしい!」ということと「お客様との一対一のみのお店」ということを知って、ここは新しい経験をする時だろうと、なんとか頑張って気持ちを奮い立たせてお世話になることとなったのです。

kyokoさんは現在は大阪支部として場所を移した上で、現場はもちろんのこと経営やスクール運営など多方面でご活躍中です。

「第三の眼」HPはこちら https://www.daisannome.biz/ 
Twitterはこちら https://twitter.com/daisannome_news

心理占星術研究会のTwitterはこちら
https://twitter.com/worldastrology8


画像1

有り難いご縁をありがとうございます。
そして、ブログに書いていた記事がこちら。「懐かしい『第三の眼』」


画像3


シフトしながら、本性の自分により近付いていく


私は最初から「占い師」になりたかったわけではありません。ただし、そう見えるだろう道を通過するという覚悟はしていました。
私は自分のことをより知っていくための様々なことをご案内することのできる仕事をしようと思いました。「9分割理論」と出会うことで「これでいこう!」と決めたのです。それは自分のそれまで抱えてきていた謎のたくさんが解けていくきっかけになることが次から次へと起きたという体験からです。「9分割理論」は松村氏によって開発、研究され続けている絵画療法(2020年現在で40年以上の研究が重ねられています)の基盤となっているものです。私は2003年~その基盤の中にさらに存在しているひとつずつのパーツとして必要なことを学び始めました。その中に占星術やタロットという一見普通の占いに見えてしまうけれど本当は全く違う側面を持つものを習得していく必要がありました。
占いで食べていくことも大変そうだけれど、この「9分割理論」それだけで食べていけるということは簡単では無さそうなことに思えました。
そう思った途端に「それはそれは素敵!」私はそう思ってしまったのです。

お店に座ることになった初日から、たくさんのご縁をいただいて、あっという間にとても忙しい日々になっていました。隠れているヒマが無くなってしまい、たくさんの方々と出会い鑑定させていただいて、やがて卒業させていただく時だなというタイミングが来てしまいます。
「そう思っちゃってそれ以外ないと思えてしまう時」って来るものです。それは次の段階へのシフトのタイミング。次の冒険に向かう時です。約一年半の間お世話になりました。
「実は最初から最後まで毎月売上トップだったんだよ」とkyokoさんから最後に教えていただくまで、私自身はそれを知らないままでした。

そうして「第三の眼」から独立してから、まるでその世界の横のつながりというものを一切断つかのように自然の流れというのはあって、占星術やタロットという世界を知らない、信用してない、時には嫌いだという方々との縁がさらに広がっていくこととなって、今日現在もこの仕事を続けています。

大きな看板もあげてはいませんが、有り難いことに口コミとご紹介をいただいて、現在までの間に勉強されている方々はバラエティに富んでいます。占いの世界に全く興味が無い人から、プロの霊能者や透視をしている方や勉強中の方、西洋や東洋のプロの占い師の方や勉強中の方、ヒーラーの方、経営者の方、治療家の方、主婦の方、カウンセラーの方、美容関係の方、制作系の方、医療関係の方、ニートの方、アーティストの方、放送関係の方、芸能系の方、学生の方など様々です。
人生観や恋愛観、結婚観も様々で、LGBTの方もいらっしゃるし、まだ不確定だけど普通のそれにはハマらないから探し続けているという方もいらっしゃいます。仕事や好み、求めるものも各々ばらばらな方々が、外側を向くのでは無く自分自身と出会っていくことに向かうということに意味を見出している方々が増えてきています。
不具合も特徴であり個性であるということを受け入れることがより可能になっていくことで、社会の中の普通の形や常識という枠に収まること自体を正しいものとして判断しなくなる自分が育っていきます。世界の見え方は変わって行くでしょう。

noteを書き始めて数ヶ月、縁ある方々に役立てていただけたらと思うことはまだまだたくさんあります。ワークやセッションに来ていただかなくてもヒントになるようなことを少しずつ、その様々についてを記事にしていけたらと思っています。

「第三の眼」は、これからさらに日々進化していかれることと思います。「心理占星術研究会」もこれからの社会の中で、大きな役割を持っているはずだと思います。

その活動と発展を時折拝見させていただきつつ、私は自分の場所でまた工作を楽しんでいる子供のように作ったり壊したりしながら進んでいくのだろうと思うのです。
益々、日々学び、実践し、研究の日々へ。

ありがとうございます。


写真と文 sanae mizuno
https://twitter.com/SanaeMizuno

運営の活動資金にさせていただきます。願いのひとつずつをカタチに。ありがとうございます。X.com・旧Twitter https://twitter.com/SanaeMizuno cafe prizm blog http://cafenanairo.blog87.fc2.com/