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南方仁の心の散歩道No.9         もう一人の自分について

2020年6月15日、月曜日の朝、ふと思いつきました。
「もう一人の自分に話しかけてみよう!」と。

 前日、雨ばかり降る暗い部屋の中で、どんどん孤独感が強まっていくのを感じました。
 矢作直樹先生の本によれば、「一人でいる時ほど幸せな時間はない。」とのことです。
私も一人でいることが大好きで、1人の時間が見つかるとワクワクします。特に本を読んだり、DVDを観たりするときは気分最高です。
 でも、ふと思うこともあります。「このまま誰とも心を通わせることなくこの世を去ることになるのかな・・・。」と。
 そんな時、SNSに頼ってきました。誰でもいいから相手を見つけて返事をもらって孤独感をいやす。
 でも、何度返事をもらっても孤独感は消滅しないし、返事をくれない人がいたら、恨みの感情さえ沸き上がってきます。
 誰かと一緒にいるのに、すごく孤独感が強まることもあります。
 「どうも、自分の孤独感というのは、誰かと話をしたら消えるとか、誰かとSNSでつながっていたら消えるとか、人との関係性に関わらないところにその発生の原因があるようだ・・。」と思うようになり、思い切って切れるだけのSNSの関係を切ってみました。
 結果、そんなに孤独感が強まることはありませんでした。しかし、時々、沸き上がってくる「このまま誰とも心を通わせることなくこの世をさることになるかもしれない。」という気持ちは変わりません。


 「自分は、誰と心を通わせたいのだろう?」と思っていました。


 それで、6月15日にふと思ったのです。
 「そうだ!これまでずっと一人でやってきたと思っていたけど、一時も離れることなく自分を励まし、慰め、勇気づけてくれた人がいた!!それはもう一人の自分!!!」
 ということで、話しかけてみました。
 「これまで気づかなくてごめん。これからいろいろ相談するからよろしくね」と。
 そうすると、「今頃気が付いて遅いよ!!でも、気づいてくれたらOK.これからも一時も離れずにつきあうから、何でも相談して!」という返事が聞こえたような気がしました。
 灯台元暗しです。


 一番仲良くしたかったのはもう一人の自分だったのです。
 「自分との関係がうまくいっていないと、どれだけたくさんの人と関わっても孤独であり、他の人との関係もうまくいかない」
 今、こう思っています。

 次は、「もう一人の自分とさだまさし」について書いていこうと思っています。

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