「ひ」
「ひたむき」
先日出会った本「心に響く小さな5つの物語」の一説から。
作家の高見順さんの話。
食道がんの手術を受けて窓を見ていると激しい風雨のなか少年が新聞配達している。その時に一篇の詩を書いた。
「なにかをおれも配達しているつもりで今日まで生きてきたのだが
人びとの心になにかを配達するのがおれの仕事なのだか
この少年のようにひたむきに
おれはなにかを配達しているのだろうか」
とても感銘を受けた詩だ。
人はひたむきな姿勢に心が動く。
そこには年齢や性別など関係ない。
動物にも自然にも言えることだと思った。
今日も人生の1ページをひたむきに生きたい。
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今日の詩
お花は じぶんのじかんで
きちんとさく
しぜんは じゅんばんをまもって
きれいに生きてる
ぼくもそんな健気なひとでいたい
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