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ダブルマイノリティも生きやすい社会作り

こんにちは!プリンセススクゥエアーの笠原です。

パラリンピックで活躍した選手の言葉で印象的なものがありました。
水泳のブラジル代表エデニア・ノゲイラ・ガルシア選手の言葉です。


「多くの人は、障がいのある女性はセックスのことなんてあまり関心がないと考えているし、ましてや性的指向が多様だなんて思ってもいない」
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/da9a49275f0397fef26602891c775cf118992f9f

とても、考えさせられました。


LGBTsでもありつつ「別のマイノリティ」でもあること


LGBTsとは、「ジェンダー」と「セクシャリティ」に着目した時の人の分け方にすぎません。

当然、LGBTsの中には、身体的な障がいを持っている人もいます。メンタルヘルス不調に陥っている方もいます。虐待を受けて育った方もいるかもしれませんし、貧困に陥って路上生活を送っている方もいらっしゃるかもしれません。日本に住む外国籍の方もいらっしゃいますし、シングルマザーも父子家庭のお父さんも、子供も老人もいます。

でも確かに、ガルシア選手の言うように、どれか一つの面にだけ注目していると、他の面でその人が「どういう人なのか」を忘れてしまうことってありそうです。その人の力になりたいと思っているのに、別の面に配慮できていないために嫌な思いをさせてしまったことがなかったか、ふと心配になります。


様々な「ダブルマイノリティ」


こういった「複数のマイノリティ性を持っている人」のことを、「ダブルマイノリティ」「多重マイノリティ」と言います。

ひとつのマイノリティ性を持っているだけでも生きにくいのに、ふたつ以上もマイノリティ性を持っているとしたらどうでしょうか。きっと困りごとは倍以上になることが容易に想像がつきます。

また、多重にマイノリティ性を抱える方々はどこに行っても生きづらさを感じてしまうケースが多いと聞きます。

一例ですが、LGBTsの集まるコミュニティに行っても、障がいのことには理解がなく、差別的な発言をされてしまったり、居心地の悪さを感じてしまう、ということもあるようです。
また、行政の生活保護窓口で、生活保護を受けるに至る経緯の一つに自分がLGBTs当事者であることが影響していたとしても言いにくく、支援を受けるのを躊躇ってしまったという例があるとも聞きました。

ただでさえ人の何倍も困っている人をさらに孤立させることになっていないか、いつも意識していなければと、自戒を込めて思います。


ユニバーサルな社会を作っていきたい


一方で、どんなマイノリティに対してもきっと共通してできることがあると思うのです。

・困っていそうな人がいたら声をかけ、話を遮らず、決めつけずに話を聞く。
・「カテゴリ」ではなくその人自身を見て会話する。
・様々なマイノリティについて機会を捉えて学び続ける。
・自分にも差別心、偏見があるかもしれないと常に意識して、どんな人にもフラットに接することができるよう努力する。

こういう共通してできそうなことは、日頃から心掛けたいですし、様々なマイノリティがいることを前提に置きながら、制度や社会の仕組みづくりをしていけたら、もっともっといい社会になっていくのではないでしょうか。

今はそうでなくても、だれもがいつか、マイノリティになる可能性があります。
急に事故に遭って車椅子ユーザーになるかもしれない。
病気になって目が見えなくなったり耳が聞こえなくなったりするかもしれない。
見た目にはわからなくても、人には言えないなんらかの事情ができるかもしれない。
そして、今いずれかのマイノリティである人も、「多重マイノリティ」になる可能性もあるのです。

だからこそ、「どんな人も困っている時に言い出すことができる社会」「マジョリティもさまざまなマイノリティも、みんな息がしやすい社会」を作っていけたらいいなと感じます。

微力ながら、私たちも、ひとりひとりをきちんと見ながら接していける不動産会社になれるよう、努力していきたいです。

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