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〈仙石湯〉

“ハタガバレー星”(🌏幡ヶ谷)は近くまで行っているものの足を伸ばしたことのない星であった。が、縁あって、お友達に〈仙石湯〉さんの前まで送ってもらったハツセンニュー。
雨上がりの商店街にはディナーのための香が爽やかに漂っている。🤴私は腹が減っているが「お風呂が先ーッ!」という気持ちになってしまう、お銭湯様の前に立つと。
そしてこのお姿。この星のシンボルとして、キャッスルお城のようにして、輝いていらっしゃる。これはもう浸かる前から、コインランドリーまで見渡してドキドキが高まってしょうがない。
そうだ、今日は新回数券(共通入浴券っていうネ)を購入せねば。少しずつ値上げするのは時代の流れ、こんな立派なお銭湯様であれば300円の値上げもなんのその、どーんと5,000円払うのが気持ちがE!番台のお母さんも喜んでくれた、気がした。
〈仙石湯〉さんのシャワーはぬるめ。これはもうちょっとで水?の夏仕様なんだろうと考えるのが…の低音、ほかのお銭湯様には今までなかった温度。そして大浴槽も低音風呂(こちらはおよそ38℃)としてある。
ちょっとの間、首をかしげるような気持ちになるけれど、これはこれ、不快なことなどひとつもなく、これはこれ、マイルド銭湯を味わうのがクール!とゆっくり身体があたたまるのを楽しんでいた。
すると向こうの小さな浴槽は高温風呂、しかも“ペパーミント”とあるぢゃないノ!喜び勇んで浸かりましたョ!これが最高!これ本物の摘んだもの、布袋にいれてエキスが染み出している。ほんのりグリーン色になった熱い湯に抱かれて、「これはなかなか」と大人気分を味わったナ。
ペンキ絵はなく、ダークブラウンのタイルでまとめられた浴室内、おかげで落ち着いた気分で覆われている。マイルドな時間を過ごすことが出来て、腹が減っていたことも忘れて、都会の車の埃を朝からの雨が綺麗に洗い流してくれたこの星を🤴私は少しだけ散歩することにする(気温も低くてさ、湯冷めしないように気をつけながら…だけどお銭湯様のあとは平気なんだよネ)。

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