<コロナの夜に 魔法の杖>

<コロナの夜に 018>
昔、親父が私が何かをやると
「お前があれこれやれば良くなるって言ったのに全然良くならんじゃないか!」
とたびたび言われた。
「そらそーや、砂漠が突然お花畑にならんように、これやったら状況が劇的に好転するなんて魔法の杖はないよ。
一つ一つ積み上げて、徐々に変わって行くしかないよね。
下り坂降りてくの止めるだけでも大変なことなのに、そんなすぐに回復とか無理やし。」
と答えるしかなかった。
今でもそうとしか答えられないと思う。
何かを変えて、すぐに結果が出ることはそうそう多くないんじゃないか。
個人としてはものすごく動いて成果を上げたつもりなのに、全体で見ると何てことなくて、まだまだ全然。
どんだけやればええんや??って泣きたくなる。
良くも悪くも何かが変わったとしても全体としてはそんなに変わるもんじゃない。
安心して変えてったらいいと思う。
そして、勇気を持って変えたとしても
そう変わらんからあんまり期待しすぎないのが吉だと思う。

人間というものは〜(志ん生風)、どんだけ変わりもん呼ばわりされても
性格とか習性がちょっとばかし変わってるくらいでして
どんだけ頑張ったところで、外骨格とか角が生えたりとか
手が6本で顔が3つあるとか毒針があって殺せるようになるとか
そこまで個性的にはなれんのですから大したことはございません。
不易流行なんてのもそんなもんじゃないかとw
どんだけ変えたと思っても変わらないものはほとんどだから
どんどん変えていけば良い!

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