<コロナの夜に ステマの見えざる手>
<コロナの夜に 015>
せんべいが一番売れるのは夏!
40年以上前の話ですが、、、
なぜだかわかりますか??
暑い夏、各家庭に今ほど大きな冷蔵冷凍庫もありません。
クール便もありません。
冷凍技術も発達していません。
そんな時代のお中元、お土産に日持ちがして気温で劣化しないせんべいは非常に重宝されました。
今は暑いから売れないでしょって言われます。
酷暑の車中にほっぽといてもへっちゃらです!
帰省のお土産にも重宝されています。
今年はコロナのせいで自家需要がほとんど、、さみしいです(涙)
大垣の銘菓といえば「水まんじゅう」って大垣市民のほとんどが答えます。
30年前は「柿羊羹、金蝶まんじゅう、みそせんべい」の3点セットでした。
「水まんじゅう」っていう人はあまりなかったように記憶しています。
乾杯はビールじゃなかったし、
とりあえず注文するのもビールじゃなかった。
これはある時期にビール会社がステマ仕掛けて定着させたものなんだって
友人の酒屋から聞いた話。
その証拠にある時期からテレビや映画でビールで乾杯するシーンがやたら増えるとのこと。
それ以前は当たり前にお猪口に日本酒で乾杯していた。
そう言われればそうだなと。
もしかしたら核家族なんかもそうなんじゃないかという気がしてきた。
大家族のサザエさんの設定が当たり前の時代から、どこかで親子で住む「標準」が作られた。
ハウスメーカーが家を売るために郊外の小さな駐車場付きの一軒家に住む家庭をドラマの設定として採用させるとか
子供部屋のある家とか、リビングにテレビとか。。。
家を売るため、車を売るため。テレビを売るため。
CMをバンバン打ち、劇中でその生活イメージを流す。
知らない間に刷り込まれ、それが当たり前になっていく。
みのもんがお昼の番組で納豆が体にいいって言えば、売り場から納豆が消える。
大阪府知事がイソジンがコロナにきくって言えば、イソジンが消える。
こんな分かりやすい釣りでも何も変わっていない。
そうやって何かを売るために私たちのライフスタイルや常識や当たり前は書き換えられ、刷り込まれ、流され移り変わって行く。
流されやすい自分だからこそ、それに自覚的でありたいと思う。
さあ、いつのまにか銘菓の座を陥落したみそせんべい。
返り咲く日は来るのだろうか?
どうやってステマしたらええんやろ??
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