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【鹿児島県知事選挙】選挙の時だけ都合の良いことを言う候補者
6月19日(水)MBCにて、特別番組「鹿児島の未来 誰に託す? あす告示 県知事選生討論」が放送されました。その討論を視聴した感想を、複数回に分けてnoteにまとめたいと思います。
まだ1回目をご覧になっていない方は、ぜひご一読ください。
財源を示さない子育て支援策は無責任
少子化・子育てのテーマでは、米丸氏は、鹿児島を世界で一番住みたいと思える県にするための子育て支援策として、子ども医療費窓口負担ゼロ、給食費の無償化、オーガニック給食の推進、フリースクールの助成、特別支援学校の支援などを掲げました。しかし、これらを実現するための具体的な財源については言及しませんでした。
例えば、子ども医療費窓口負担ゼロを実現するためには、財源が厳しい鹿児島で約20億円、給食費無償化には約70億円の予算が年間で必要になると言われています。一度限りの予算ではなく、毎年数十億円単位です。どれくらいの費用がかかるかも知らず、財源も示さず、耳障りの良い政策ばかりを訴える姿勢は、政治家として無責任と言っても過言ではないでしょう。
討論番組内では触れられませんでしたが、米丸氏は公式X(旧Twitter)でも具体性を示さずに「鹿児島県にJ1プロサッカーチームを」と投稿をしていました。
【鹿児島にJ1プロサッカーチームを】
— 令和6年鹿児島県知事選挙立候補者 米丸まき子 (@makikoyonemaru) June 21, 2024
私はマニフェストに「アート&スポーツ先進県」と掲げているように、スポーツも大好きです。
鹿児島のプロ・アマ問わず、スポーツを心から応援しています。
そして、鹿児島にJ1のプロサッカーの誕生も、みなさんと一緒に夢を見たい。… pic.twitter.com/ahetfBXusZ
これでは選挙の時だけ都合の良いことを言っていると批判されても仕方がありません。
6月15日「鹿児島市で語る会」を開催した米丸氏。その場で米丸氏はこう発言しました。
「私は経営者でした。例えば新しい施設を作る中で先にもうかる仕組みを作る。それだったら投資してもいい。そういう仕組みもないのに投資すること。どうなんでしょうね」
ここまで言い切るわけですから、さぞ素晴らしい「もうかる仕組み」を含む代替案が出てくるのかと思っていたのですが、今のところ出ていません。期待外れでした。
(次回へ続く)
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