銘柄メモ_ベース(4481)

皆さんこんにちは!

直近の日経平均の急落によって、投資妙味が広がったことで、新たな投資先を探していたところ、割安銘柄としてソフトウェア受託開発会社のベースを発掘しました。

今回は私が注目した理由も解説しながら、銘柄メモとして記録を残しておきたいと思います。

株価

まずは直近の株価動向を見てみましょう。
2023年5月頃に株価の最高値(6,000円程度)をつけた後は、急落しており、直近では半値以下の2,800円程度まで叩き売りされています。

株価がこれだけ大幅に下げているのには何か理由があるはずですので、まずは業績を確認してみましょう。

業績

業績は綺麗な右肩あがりで、利益成長も申し分なく成長しています。
通常、株が叩き売られるのは業績が急激に悪化していることが多いのですが、当社の場合は業績は非常に素晴らしいことがわかります。

それではなぜ売られているのか?そこを探っていきましょう。

懸念要因①:営業力の低下

当社の主要取引先は富士通、野村総合研究所、みずほ証券、NTTデータ グローバルソリューションズなど、超大手ばかり。これらの大手企業へのパイプを持ちつつ、長年営業してきたが、最近この営業手法をアップデートしています。

今までは役員が営業を行なって案件を獲得してきましたが、持続可能な営業体制にすべく、部長クラスにこの営業を任せるようになりました。

これにより、営業のバラツキが出てしまい、なかなか案件が獲得できな時期があったようです。このことが主要因かは微妙ですが、投資家の懸念材料にはなっているかと思います。

懸念要因②:富士通の持株売却

富士通が当社の株を売却を実施することを発表しています。売却株数は1,536,000株と体量であり、これらが市場へ放出されるのはいいのですが、買い手がおらず、需給が崩れて株価暴落を招いているのかもしれません。

懸念要因③:AIの台頭

これは何とも言えないのですが、最近凄まじい勢いでAIが進化しており、当社の本業であるソフトウェア開発という分野が侵食されているようにも感じます。

また、AIを使ったノーコードツールも日々進化しており、将来的にはソフトウェア開発の単価引き下げ要因にもなり得ると思っています。

結論

結局のところ、当社は割安と言えるのか?
その問いに私は自信を持って「YES」と言えます。

理由としてはいくつかあるのですが、一番は業績です。特に利益成長は素晴らしいものがあり、株価というのは結局利益成長を反映します。

営業利益の成長は前期比20%を見込んでいるのに、現在のPERはなんと13倍!資金も潤沢で無借金経営。更に、配当性向は50%を表明しています。配当利回りは3.66%と申し分ありません。

営業利益の成長は前期比20%を見込むなら、すくなくともPER20倍はあってしかるべきです。
私は予想EPS206.5円にPER 20倍をかけて、4,130円あたりがフェアバリューだと思っています。

4,130円は直近株価(2,785円)の1.48倍であり、十分な割安さがあると考えています。

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