見出し画像

もしも、わたしが


"prrrrrrrrrrrprrrrrrrrrrrrrrrr”


「・・・っぬぅ」


けたたましいスマホを止め、時間を確認する。

時間は午前6時。いつも通りだ。


「っし、、、」


眠い目をこすりながら、台所へ向かう。

私は朝ご飯をきっちり食べる派。

朝から料理はきついけど、これも全部自分のため。


「いただきます・・・」


作った朝ごはんをほおばりながら、何気なくニュースを見る。

お、卵焼きなかなかうまくできてる。うれしい。


「あ、み―きゅんだ」

「朝からかわいいなぁ、、、」


ぼーっと見ていたニュースに、今をときめくアイドルが。

私より年下なのにずいぶんしっかりしてるなぁ。

そんなこと考えながら、朝食を食べる。

今年の全ツ、あたってるといいなぁ。


「ってやば!!時間!!」


私としたことが、みーきゅんに気を取られすぎた。

急いで準備しなきゃ。

「きょうごみの日だ!やば!」


何とか準備を終わらせ、家を出る。

しっかりとゴミも出した。完璧。

そして私は、イヤホンを付けて近くのバス停へ向かう。


「やっぱ乃木坂だなぁ~~」


もちろん聞く曲は、私の最推し・乃木坂46

憧れ、オーディションを受けたこともあったけどあきらめた。

だから私はファンとして、乃木坂を支えている。


"次は~乃木坂、乃木坂です”

「あっ、やば降りなきゃ!」

乃木坂に浸りすぎた。危ない。

何とかバスを降車し、勤務地へ歩く。


「よしっ!今日も頑張ろう!」

「そして夜は、乃木坂鑑賞会だ~~!!!」

わたし、梅澤美波。

今日も一日、OL頑張ります!



~もしも、私がアイドルじゃなかったら~




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?