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☆彡サンタがオリオンカフェにきたよ♡

いつも オリオンカフェをご利用いただきありがとうございます♡

先日の放送では 常連のちーちゃんこと おがわちひろさんにと、たくさんおしゃべりをしました♡

ここは架空の小さなカフェ 「Orion coffee」  

店長は、私 猫と人間の境界線あたりを、行ったり来たりして生きている、愛(猫名 ミミ)です。

そうそう このお店も、現実とファンタジーの境界線あたりにあるんですよねw どこからがほんとで、どこからが嘘なんて、ナンセンスなことは聞かないでね♡(ダサいw)

年が明ける少し前、クリスマスが終わって少し経ったある日 オリオンカフェに来店されたのは、ケンタッキー的な白いひげのおじさま。いつも飲むのは、ホットのカフェオレ。来店されると、一人で静かに本を読まれるのですが、読んでいるのはいつも同じ本。

ベルギーの詩人 モーリス・メーテルリンク の 「青い鳥」

皆さん一度は聞いたことがあるでしょう、幸せの青い鳥。あれはなかなか哲学的で、私も好きな一冊。主人公のチルチルとミチルは、青い鳥を見つけて欲しいと魔法使いのおばあさんに頼まれて、思い出の国や夜の国など、様々な場所を探します。どこの国で見つけた鳥も、探している青い鳥ではありませんでした。

二人はクリスマスの朝に目が覚めて、家にある鳥がごのなかに青い鳥の羽があることに気が付きます。物語の終盤、ちょうどこのあたりを読んでいる時に、ケンタッキー似のおじさまは、いつもニヤニヤと笑っているのですよ

( ´艸`)

お察しの方もいらっしゃるでしょうか。そうそう この羽を仕込んだのは、ケンタッキーことサンタクロースの彼でございましょう。さらに、この物語で青い鳥を探してほしいと頼んだ魔法使いのおばあさまは、サンタのおじさまとは古い付き合いのようです。つまりは、グルですね(笑) チルチルとミチルに サンタのおじさまがプレゼントしたのは、

「本当の幸せの見つけ方」 

です。

お二人とも、よくこのオリオンカフェに一緒にいらっしゃいますよ!このお二人の会話はとても面白いです。なんてったって、世界最強の Giver×Giver の対談ですからねw こないだはどこの子供にこんな事をしてあげたとか、こんなお礼の手紙をもらったとか。よくお年寄りは、病気自慢をするなんて言いますが、この二人は、ギバー自慢をしあっております。私は、このお二人の待ち合わせの来店を、いつも心の底から楽しみにしております。

皆様は、誰かにプレゼントを贈ったことがありますでしょうか?私は、今年、彼らがあまりにも楽しそうにお話をされていたので、クリスマスに贈り物をしてみることにしました。私にできることは、ハンドメイドのアクセサリーを作ること、絵を描くこと、そして本を紹介することなので、この3つを大切な人に送ってみることにしました。

さて。今年のクリスマスに私が皆様から頂いたものは、部屋にお花を飾った時のような、わくわくと、優しい気持ちと、心が満たされるような気持ちが混ざり合った、とても幸せな気持ちでした。

あ!このお話、どうして青い鳥だったのか 気になりませんか?

実はこのお話、別なある小説に作者が着想を得たとか。

それは、ドイツの「青い花」というお話。主人公は、夢で見た青い花を探しながら、旅をして様々な人に出会っていくというお話です。青い花は、「非現実的」の象徴として描かれます。実際に自然界に 青いものはものすごく少ないのだそう。希少性が転じて、奇跡や不可能なことの象徴になっています。

ちーちゃんがこないだ私に、「永遠」をどう考えるかって、聞いてくれましたね。私はこの永遠を、「青い花」のように思います。確かにそれは、現実世界を探せば、見つからないのかもしれない。でも。創造やフィクションの力で、それを自分の世界に見出すことはできるのです。有限であるからこそ美しいそれはよくわかります。だけど、幸せはずっと続いてほしいし、大切な人とはずっと一緒にいたい。ないものは作ればいいのです。青い鳥のお話のように、思い出の国や、未来の国を創造して心の中に描いてみるのです。創造する力は人を豊かにします。簡単なこと。

「それは在る。」と信じること。

ただそれだけです。現実かどうかなんて、どうせわからないのです。私たちは現実と、想像の世界を境界線なく、自分の目で見て感じて生きているのですから。

そうそう、皆さんにお願いがあります。もしどこかで、チルチルとミチルに会った時には、あの羽を仕込んだのは、ケンタッキーの似の優しいおじさんだってことは内緒にしておいてくださいね♡

それからもし、運が良ければ、このおじさまのドヤ顏を見ることができるかもしれませんので、お時間がありましたら、ぜひオリオンカフェにいらしてくださいね。

冬は空が澄んでいて星がよく見えます。何かに迷ったり、辛いことがあったときは、空と心にオリオン座を探してください。見つけた時は、私にそれを教えに来てくださいね。その時は、とびきりおいしいコーヒーを入れますので。

それではまたのご来店を、お待ち申し上げております。

              オリオンカフェ 店長 愛(ミミ)より