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生きる行脚

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大学3年生(2021年度)を1年間休学して、日本各地の漁師さん・農家さんのところで修行させてもらう旅、「生きる行脚」をしたときの記録。 これを読んでくれた人の心に火が点きますよう…
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#お米

見えているのは、ほんの一部。|生きる行脚#7@福島

 ここまで福島以外の東北5県に行っていたから、福島の農家さんのところにも行ってみたいな、なんて思いつつポケットマルシェのアプリを開き検索機能でカテゴリーを「米・穀類」、地域を「東北」に設定して検索してみる。  場所を見ながら画面をスクロールしていくと、地元「福島県福島市」の文字。株式会社カトウファームの加藤 絵美さん、という農家さんだった。商品ページを見てみるとお米の他にクラフトビールを作っているらしい、ということが分かり「福島市にお米とビールを作ってる農家さんなんているんだ

体の「生きる」と、頭の「生きる」|生きる行脚#9@佐賀

 9月いっぱいで緊急事態宣言が解除されてからどこにも行けず、何もしないまま実家で過ごした。 2週間、畜産農家さんをあたり続けていたもののいい返事がもらえず、行き先が決まらなかった。  このままだと、行き先が決まらないことを盾に家から一歩も出なくなるような気がして、怖くなった。 そこで直感的に 「受け身のまま何かが起きるのを待っててもたぶん何も起きない。今の状況に満足してないんだから、思い切って自分から何かをしてみなくちゃいけない。」 と思った。  だから、行き先が決まらない