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【新弾エクストラ】アオギリセグレイブ、通称アオセグ

幽鬼と申す者です
皆さん、スノーハザード、クレイバーストは予約できましたでしょうか(私はプレイヤー優先分とナンジャモセットを総合してとりあえず3箱ずつは確保済みです)
記事のタイトルからも分かる通り、私は今回の弾に関してはセグレイブとパオジアンexにめちゃくちゃ期待を寄せています
今回の記事、実は新弾リスト公開前から執筆しているのですが新弾リスト公開によって当初の構築に特別大きな変化を加える必要が無かったため、スムーズに投稿まで持っていく事ができました
新弾発売後もどうやらまだエクストラバトルの日は開催されるようなので、新しく成立する(?)1つのデッキタイプとして一生アオギリカメックスを擦ってきた私が解説記事という形で紹介したいと思います

エクバ複数回優勝とか書いてもそんなに説得力無いと思ったのでPTCGOでの戦績でも載せておきます(無印と改の違いはパルキアの有無くらい)
ざっくり計算すると総合勝率は大体6割くらいらしい

また、私は特別文章が上手いわけではないため所々見づらい部分や冗長な部分があるかもしれません
可能な限り丁寧には書いていますが、あくまでも普通の人が書いた文章であり検閲を通していない事は予めご了承ください
また、何か質問があればTwitter(@Primarina_main)までご連絡頂ければと思います

・デッキコンセプト※アオギリカメックスを知らない人向けの説明なので知っている人は飛ばしましょう

めちゃくちゃ分かりやすく説明すると「最速で後1からたねを経由せずに無限に手貼りできる特性を持った2進化が出てきてそのまま技まで繋げてくる構築」です
スタンダードを触っている方であればお分かりかと思いますが、近年の水タイプは単体パワーこそ高いものの強く動かすための手段であった裏工作やたっぷりバケツを失ったために環境で見る機会も減ったものと思います
そこにパオジアンexとセグレイブが登場した事によってまた復権し、恐らくスタンダード環境で見る機会も増えると多くの方が想像している事と思います

右のはともかく左のに書いてある事は普通にバグですね
マジでなんだこいつ


何が言いたいかというと、この2匹が強いのであれば、それを更に強く使える構築は強い!というのが今回の構築のコンセプトです
今回は特にセグレイブを強く使う構築というコンセプトで構築を解説しますが、その上で登場する非常に重要なキーパーツがこのカードです

スタンダード勢に対して説明する時はよくマスタード連撃の型の水タイプになった版と表現されます

ポケモンカードのルールを知っている方であれば、勿論サポートは後攻の初手から使える事は知っているかと思います
このカードは「たねポケモン」と指定されていないため、当然水タイプであるセグレイブを盤面に出す事ができますし、何なら場にセビエやセゴールを置く必要すら無いので2進化ポケモン特有の「盤面に進化元がいないとそれだけで1ターン待つ必要が出てくる」「ふしぎなアメと2進化ポケモンを同時に抱えるか2ターン使って進化しなければならない」という問題点を無視する事ができます
…とここまでは過去にほぼ同じ事を可能としていたポケモンがいたため、その役目をする2進化ポケモンが変わっただけという見方ができます

厳密には所々の細かいテキストが異なるので見比べてみると良いでしょう
大体セグレイブがほぼ上位互換の位置付けとなる事が分かるかと思います

本題はここからで、「じゃあどのアタッカーを動かすの?」という話になってきます
セグレイブの特性の強みは「水エネルギーを誰にでも無限に手貼りできる」事の一点に尽きるため、水もしくは無色のみで構成された技を持つポケモンでさえあればあらゆるポケモンが採用候補となります(勿論パオジアンexもその候補の1つです)
具体的に何を採用するのか?という点については、後述の項を見て頂ければと思います

・採用カード

基本はこの構築をベースとして解説して、後に続ける形で採用候補カードを連ねていきたいと思います
真下に配置したリンクから公式サイトに飛べます

・パルキアVSTAR 2-2枚
この並びにおいて唯一普通に進化する前提で採用されているポケモンです
この構築は使えるカードが制限される系統のカード(サイレントラボ、パラライズボルト等)に対する耐性が低めであるためこのポケモンの存在価値は高めで、アオギリの切り札を使えない状態が続いたり終盤の手札干渉(ナンジャモ、N、ツツジ等)で手札に解決札が来なかった場合でも手貼り2回やスターポータルから強引に攻撃する事ができます
他にも亜空のうねりによる攻撃性能と高いHPラインが優秀で、相手が要求値を満たそうとポケモンを並べると自分の要求値も勝手に満たされていくという側面も持つため盤面に存在しているだけで偉いポケモンであり、盤面にエネルギーを残しながらサイドを取れるポケモンとしての側面もあります
採用する場合はこのポケモン自身もアオギリの切り札に対応している事と一部の対面に対しては進化せずにハイドロブレイクを選択する可能性がある事は覚えておきましょう

・パオジアンex 2枚
このデッキタイプにおいて新たに登場した非常に強化なメインアタッカーとなります
サイド2のたねポケモンでありながら単体で倍率が×60の青天井技を使役できるのは非常に強力で、このポケモンの登場まではサイド3のミュウツー&ミュウGXがトラッシュにいるカメックスGXを経由して殆ど同じ事をしていました
加えてこのポケモンには殴るために必要なエネルギーを自力で供給できる特性まで内蔵されているため、エネルギーが山札に残っていれば常に120ダメージが保証されており、スーパーエネルギー回収1枚という極めて低い要求値でVmaxクラスの耐久力を崩す事ができます
殴る度に盤面からエネルギーが消えてしまうため殴った後に手札や盤面でエネルギーを残したり戻したりできるように攻撃する必要がある事には注意しましょう

・スターミーV 1枚
黒馬に対する強烈なメタであると同時に逃げ0要員でもあるためこのポケモンも盤面にいるだけでずっと仕事し続ける事ができます
他にも3神系統や雷系統、アルセウスVSTAR系統のような盤面にエネルギーが集まりやすい構築に対しても機能する場面がある点が強力で、意外と広い範囲のメタを見る事ができます
スタートしても殆ど痛手にならずすぐに他のアタッカーへの切り替えが可能なのもこのポケモンの長所です
HPが低いため比較的低めの要求でサイドを2枚取られてしまう可能性がある事には注意しましょう

・輝くゲッコウガ 1枚
ドローソース兼対非ルール用アタッカーという2つの役割を持ち、非常に高い汎用性を誇る1枚です

・セグレイブ 2枚
アオギリの切り札を経由して盤面に出す、この構築における生命線です
このポケモンを盤面に出した瞬間戦慄く冷気やスーパーエネルギー回収の価値が一気に上がり、高い要求値を一気に満たせるようになります
地味にこのポケモンも130ダメージを出せるため盤面に複数出せるのであれば攻撃に参加させる事も考えておきましょう

・ピッピ 1枚
非常に広い範囲を見る事ができ、環境がインフレすればする程価値の上がるメタカードです
自身のHPかそれ以上のダメージが出せる技を持ったポケモンはもれなくワンパン可能で、特にパラダイムトリガー発売日以降ずっと猛威を奮っているルギアVSTARと一緒に入っている事の多いドラゴンタイプに対してはメタ対象が非常に多く存在しています
サイド1のポケモンである事がとても重要で、相手に無視するのが難しいサイド1のポケモンを押し付ける事で1-2-2-2のサイドプランを強制できるのも強みの1つです
HPが低すぎるせいで技を撃った返しのパラライズボルトが非常にキツく、後続の盤面で対処できるようにしておかないと詰みかねない事には注意

・タマタマ 2枚
手札をトラッシュしなければいけないカードを使う時に有効に働くポケモンで、トラッシュにある内は好きなタイミングで手札に加える事ができます
ハイパーボールやスーパーエネルギー回収等を使う時に手札が足りなかったり切りたくないカードがある時に特性を使って要求値を補完したり手札の数を調整する事ができます
当然ながらポケモンなので場に出す事も可能で、亜空のうねりの火力の底上げをする事もできます
HPが30とほぼ最低値レベルの低さのため盤面にいる限りはベンチ狙撃やグッズロック系の攻撃の的になる可能性がある事に注意しましょう
稀ですが相手が2-2-2とサイドプランを取ろうとするのを防ぐために出してバトル場に送るプレイングをするケースがあります

・カプ・テテフGX 1枚
初動でアオギリの切り札を持ってきたり終盤に山札に残ったサポートに触るのを主な役割としています
後述しますが同じ効果を持つポケモンが他に2種類いるのでこの枠のポケモンは選択となります
このポケモンの強みは相手がソーナンスを出してきた際にも我慢の壁に妨害されずに特性を使用できる事と弱点が存在しない事であり、特に前者は遭遇する頻度も高く活きる機会が多いです
対ハピナス単ではアタッカーを務めるケースもありますが基本的にはこのポケモンで攻撃するのは稀です

・デデンネGX 1枚
以前は2枚目の採用が必須でしたが新たに登場したイキリンコexの存在と構築上トラッシュを利用するための札を増やした事により採用枚数を1枚で抑えられるようになりました
特性さえ使う事ができる状況であればありとあらゆる場面で手札を更新する事ができるため、悪めの手札を打開したり要求値を強引に満たしたりできます
ベンチが6枠以上いる時にスカイフィールドを割られた場合はこのポケモンを優先してトラッシュに置く事で釣り竿経由でもう1度特性を使う事ができ、一気に山札を掘り進む事ができます
相手がサンダーマウンテンを貼ってきた場合のみこのポケモンでビリリターンGXを宣言する可能性があるため覚えておきましょう

・クロバットV 1枚
デデンネGXと並んで山札を掘り進む事ができるポケモンで、こちらは今持っている手札を残しながら手札を増やす事ができます
HPが180あるおかげで力の鉢巻を付けたレジドラゴVSTARにタイムレスGXで倒されない事や手札が残っている状況で出してもその手札の数分だけ引ける枚数が減る事から、スカイフィールドを割られた際にトラッシュする候補としてはデデンネGXより優先度が低めです
ドローエンジン系のポケモンの中では唯一技を使う可能性がありません

・イキリンコex
今回の新弾で新しく登場した優秀なドローエンジンポケモンです
初手限定とはいえデデンネGXやクロバットVと異なりスタートしても特性を利用できるのが強力で、アオギリの切り札を使う前に適当に置いても仕事をし、デデチェンジ、ナイトアセット、イキリテイクを全て使うとたった1ターンで最大18枚も山札を掘り進む事ができます
基本的に初手で盤面に置けなかった場合はただの置物になってしまうため、バトルコンプレッサー等でトラッシュしてしまいましょう
一応技を使う事もできますがカプ・テテフGXやデデンネGXと異なり攻撃性能や妨害性能はほぼ無くHPも低いためほぼ使わないものとして考えて大丈夫だと思います

・ハイパーボール、クイックボール 4-3枚
基本的にこの構築は初動で手札を全て消費して試合を開始する必要がある事とタマタマで手札トラッシュ要求をいくらでも誤魔化せる事から、手札の消費できる数が多いハイパーボールの方がクイックボールより優先度が高めです

・ヒスイのヘビーボール 1枚
ピン刺しのポケモンの数が多いため欲しい対面で使えないリスクを削減するために採用しています
ポケモンのメタカードを採用する上では必須の1枚です

・トレーナーズポスト 3枚
手札を減らす必要のあるこの構築において単体で手札を消化しながら運が良ければ別の要求値も同時に満たす事のできる優秀なグッズです
ただしトレーナーズポストでトレーナーズポストを持ってくる事はできないため最大枚数採用は基本的にせず、4枚目以降を採用したい場合は後述のお取り寄せパッドを採用しましょう

・すごい釣り竿、普通の釣り竿 1-1枚
ダウジングマシンから拾える事を考慮する場合両方トラッシュにある状況であれば選択肢を広げられるため1枚ずつの採用としました
地味に凄い釣り竿にエラッタが入り枚数を選択できるようになったため、初動のアオギリの切り札を阻害しにくくなっています

・バトルサーチャー 3枚
バトルコンプレッサーと併用する事で初動のアオギリの切り札を使う事に一役買ったり、後半にトラッシュのサポートを拾って使う事でリーサルに繋ぐ事ができます
このグッズが無ければサポート4枚という尖った構築にするのは難しかったかと思います
単体で消費できないので最大枚数は入れませんが、1度の試合に同じサポートを複数回使う機会は多いため3枚としています

・スーパーエネルギー回収 4枚
ヘイルブレードやバトルコンプレッサーでトラッシュに移動したエネルギーを拾い直してまた盤面に4枚のエネルギーを装填する事ができる優秀なグッズです
手札を2枚トラッシュしなければいけませんがタマタマのおかげで無かった事にできます
トリプレットビートでエラッタされた事により枚数を選択できるようになり、初動のアオギリの切り札を阻害しにくくなったため以前に比べてかなり使いやすくなっています

・バトルコンプレッサー 4枚
手札に無いセグレイブやタマタマ、サポート各種を直接トラッシュに落とす事ができる唯一のグッズです
初動でトラッシュに必要なパーツを落とす事ができるのは勿論、バトルサーチャーをサポートに変換できたりスーパーエネルギー回収で拾えるエネルギーの枚数を強引に増やしたり、カード名に相応しく単なる圧縮札としても使える万能札です
使える場面が非常に多いため4枚採用としています

・あなぬけの紐 1枚
この構築において唯一入れ替え札となるグッズです
序盤に使えば相手の後続に攻撃を入れる事もできるため実は攻めもこなせる札だったりします
バトル場を縛ろうとしてくる構築に対しては使うタイミングを選ぶ必要があるためかなり難しい1枚でもあります

・フィールドブロアー 2枚
サイレントラボや頂への雪道に対する耐性が構築単位で低い事からその対策札を採用したい所ですが、スタジアム現物は1ターンに複数枚使う事ができず厚く採用すると構築の構造上本筋の動きを阻害してしまう可能性が高いためこのグッズを2枚採用する事で解決する方向性としています
ついでに相手のポケモンの道具を割る事もできるので回す事に無関係のカードではあるものの割と重宝します

・やまびこホーン 1枚
相手のトラッシュからポケモンを無理やり着地させる事でそのポケモンにグズマを撃ってサイドを回収したり、亜空のうねりのダメージを増やしたりできます
対レジドラゴVSTARにおいてはピッピやグズマと併用する事で指を振る→弱点タイムレスGXでサイド2枚→そのままターン続行という動きができるため使うタイミングは選びましょう

・ダウジングマシン 1枚
以前はこの枠にパソコン通信を採用して初動を安定させる事が前提となっていましたが、初動をより強くできるイキリンコexの登場と常にトラッシュ利用を要求してくるパオジアンexの登場によりトラッシュのカードを拾う事のできるこのグッズの価値が上がったと判断し採用しています
副産物としてスカイフィールドやあなぬけの紐、やまびこホーンの使える回数も増やす事ができます

・ナンジャモ 1枚
手札干渉ができるドローソースとして採用していますがこの枠は選択枠で、後述するマリィ、Nと好みで選ぶ事になります
今回は要求値が以前に比べて少し下がっている事、攻撃する事によって山札にエネルギーが戻らなくなった事、確実に新しい札を手札に加えられる事から今回は後半に引ける枚数が少ないリスクを承知でナンジャモを採用しています

・グズマ 1枚
盤面が整った中盤~終盤で使えるのは勿論の事、2ターン目までにアオギリの切り札を使えなかった場合に亜空のうねりで攻撃する際に使う札として重宝する他状況によっては単なる入れ替え札としても機能します

・アオギリの切り札 2枚
セグレイブを成立させるのに必須の1枚で、この構築における生命線となるサポートです
先攻2ターン目、もしくは後攻初手でこのサポートを使えるかどうかでその試合のプランが概ね決まります

・スカイフィールド 2枚
ベンチを3枠も広げられるため亜空のうねりが元と比較して60ダメージ分まで増やせる他、単純に置けるポケモンの数が増えるためドローエンジン系のポケモンを置きやすくなり、一気に盤面を更新する事ができます

・基本水エネルギー 8枚
ヘイルブレードを使う上で出す必要のあるダメージの最大値を360(Vmaxやアイアンローリングが適用されたレジドラゴVSTARを倒せるライン)とする時にサイド落ちを2枚まで許容できるように8枚採用としています
これ以上削ってしまうとパオジアンexを強く使えなくなってしまうので注意が必要です

他に採用が検討されるカード

あまり知られてなさそうですが実は公式サイトは30枚デッキの作成にも対応しています

・ケルディオEX
逃げる手段を縛ってくる系統のLOに対する抑止力となるポケモンで、上手く使えばカビゴンの通せんぼやライチュウのエボルショックを掻い潜って攻撃を成立させる事ができるようになります
このポケモン自身にも最低限の攻撃性能があるのも特徴で、駆けつけるからそのまま攻撃するか駆けつける→逃げる→別のアタッカーで攻撃するかの2択を状況に応じて使い分けられるので器用なポケモンです

・ケルディオGX
GX、EXに対して完全耐性を持ち、貫通技と相手の盤面依存のGX技を持つのが特徴です
とはいえVのポケモンが主流と化しつつある今の環境においてこのポケモンの特性が活きる場面は比較的ピンポイント気味で、一番の役割対象としたいガブリアス&ギラティナGXに関してはサイレントラボで特性を消したり別のポケモンで殴ってくる傾向にあり上手く機能しない事が多いため基本的には技目的での運用となります
ミラーの時にGX技を宣言すると相手もベンチを並べる影響でとんでもない火力が出ます

・カメックス&ポッチャマGX
輝くゲッコウガだけでは対応するのが難しめのHP100~150の非ルールに対して強い駒として使う事ができます
スプラッシュメーカーとスーパーエネルギー回収を併用する事によって相手の攻撃を受けながら攻撃する事ができるため中打点相手に強く、滅びの輝きネクロズマや古代の英智レジギガスとそのサブアタッカー達等との攻防が可能です
他にも火力を出しづらい単構築に対しても攻防が可能ですが、タイミングを見てGX技を切らないとリソース切れを起こす可能性が出てくるため注意しましょう
採用する場合、アオギリの切り札を使う事に失敗してもスターポータルから攻撃開始して状況次第では後続を育てられる事は覚えておいて損は無いです

・ネオラントV
カプ・テテフGXと同じ効果の特性を持つ相互互換に当たるポケモンです
超タイプではないのでソーナンスの我慢の壁で特性を止められてしまいますが、代わりに120ダメージを出しながら山札に戻るアクアリターンが使えます
ウルガモスVを筆頭としたHPが240までの水弱点のポケモンやHPが120までのポケモンを倒しながらもう一度特性を使う事が出来るようになるため環境からソーナンスが減るのであれば選択肢に入ります

・パルキアGX(竜)
GX技が非常に強力で、要求値こそ高いものの撃つだけで相手の盤面を更地にする事ができるトンデモ技となっています
エネ加速を2回以上の手貼りに依存するレジドラゴVSTARのようなデッキタイプに対しての刺さりが非常に良く、手札干渉を絡めると大体そのままターンが返ってきます
加えて対レジドラゴVSTAR専用の動きにはなるものの、このポケモンをトラッシュに落としてピッピで指を振る→龍無双→ゼロバニッシュGXと宣言する事によりエネルギー3個でGX技を成立させる事ができるので採用する際は覚えておきましょう

・コバルオンGX
GX技で相手の技を封じる事によって無理やり1ターン作り出す事ができます
オリジンパルキアVSTARを採用しない場合このポケモンがグッズロック対策として機能するので覚えておきましょう
1度技を使った後はドローエンジン系のポケモン以上になにも出来ない置物となります

・ミュウ(始まりの記憶)
自陣のベンチのたねポケモンの技を使えるという特性を持つため、盤面をしっかり広げる事ができれば超タイプのヘイルブレードを宣言する事ができます
超タイプで殴るメリットやが出てくる環境になった時には積極的に採用したいポケモンですが、現状メタ範囲が狭めである事と盤面に置く枠を確保しにくい事から優先度は低めです
地味に逃げ0なのが優秀ですが黒馬から飛んでくるアストラルビットの的になります

・ガラルジグザグマ(癇癪ヘッド)
たった1個ダメカンを置くだけのポケモンですがこの1個が非常に絶妙で、ハイドロブレイクで黒馬のVを、月光手裏剣でダストダス(ダストオキシン)やベンチのウソッキー(道を塞ぐ)を倒せるようになり、他にも亜空のうねりを使う時にHPの2桁目が奇数のポケモンへの要求値がベンチ1枠分下がったりヘイルブレードで実質HPが250、310等60n+10のポケモンに対する要求値がエネルギー1個分下がったりします
このポケモンを置くスペースを意識しながら盤面を作らないといけず、考えなければいけない事が1つ増えるのが難点です

・キリンリキ(ロスト送り)
レジドラゴVSTARに対するメタカードというのが一般的な認識ですが盤面に残り続ける限り相手のトラッシュを無限にロストゾーンに埋める事ができるのでルザミーネ経由でサポートを使い回そうとしてくるLO系の構築にもある程度刺さります
対レジドラゴVSTARにおいてはとりあえずオンバーンGXと300ダメージ出せるポケモンから埋めて、釣り竿経由でもう1度出して残りの技マシンも埋める動きをする事で130ダメージしか出せないドラゴンレーザーを強制する事ができます

・お取り寄せパッド
トレーナーズポスト以外でのカードサーチの中では最有力候補となります
単体で消費する事が可能でそれなりの再現性で効果が成立する点と効果で選択したカードが直接手札に加えられる点からウッウロボやリザーブチケット、お届けドローン等の競合相手と比較しても高い汎用性を持ちます
トレーナーズポストから拾う事で圧縮とピンポイントのカードサーチを同時に行える可能性があるのも優秀です

・魅惑のポフレ
役割はやまびこホーンと似ているようで異なるグッズです
効果が相手の手札に依存するため必ずしも置かせたいポケモンを置かせられるとは限らないのが難点ですが、相手の手札が1枚あればトラッシュにポケモンがいなくとも手札から消費できるのが強みで、相手のベンチが5枠埋まっていてもスカイフィールドと併用する事で強引に使う事もできます
やまびこホーンが自分のプランを強引に通すための札てあるのに対して魅惑のポフレは撃った時点でその後のプランが決まる札というイメージです
地味に相手の手札を見る事もできます

・パソコン通信
ACESPEC枠のグッズで基本的にはダウジングマシンとの2択になります
ダウジングマシンがリソース管理を楽にしたり盤面を更に強く盛るための札とするのであればパソコン通信はそのターンの動きを一気に強くする札と認識する事ができます
リソース管理が若干シビアになる事には注意が必要です

・N
手札干渉ができるドローソースとしてマリィやナンジャモとの選択になるサポートです
ナンジャモに近い効果ですが使った際に同じ札が手札に来る可能性がある事をどう捉えるかによって採用するか否かは変わると思います
山札のリソース管理に自信があるならナンジャモ、自信が無いならNという風に選択するのが適切です

・マリィ
手札干渉ができるドローソースとしてNやナンジャモとの選択になるサポートです
引ける枚数が固定されているのでどんな盤面においても自分は5枚、相手は4枚手札を抱えるという状況を作ることができ、序盤で撃てる手札干渉系のカードの中では最も相手の手札を少なくできる事に加えて終盤に撃っても多めの手札を抱える事ができます
捲る力よりも短期決戦を重視するのであれば選択肢です

・シンオウ神殿
特殊エネルギーに対するメタカードで、特にルギアVSTARやレジドラゴVSTARに対して貼った状態を強制できればかなり強力に作用します
ただしスカイフィールドと異なって自分の強い動きを押し付ける事はできず十分に回せないリスクはあるため注意が必要です

回し方について

まずこの構築を使う際は選択できるのであれば必ず後攻を選んでください
メタ要素を多く組み込めるバレットチックな構築であるとはいえ基礎的な動きはかなり強いため初動の動きだけ説明すると「先攻2ターン目か後攻初手にセグレイブをトラッシュに落とした状態で手札がアオギリの切り札1枚だけの状況を作る」か「2ターン目までにオリジンパルキアVSTARを1枠成立させる」のどちらか、または両方を目指す事になります
前者を成立させた場合は相手の構築に応じてアタッカーを投げて初手からサイドを取りに行く動きとなるので後述の各対面毎の動き方を参照して頂ければと思います
後者のみを成立させた場合は当然オリジンパルキアVSTARを中心にゲームを組み立てていく事になるため、殆ど初動でスターポータルを使う事になるかと思います
その際に可能な限り後続にもアタッカーを置ければ理想ですが、アオギリの切り札を使えていない状況でオリジンパルキアVSTARを2枠成立させるのはかなり難易度が高いので2枠目のオリジンパルキアVを置ければ及第点で、最低限水タイプのポケモンを何かしら置けると後でアオギリの切り札を使えた時にヘイルブレードの打点に変換できます
これより下は有料部分としますので、興味がある方はご購入頂ければと思います

各対面毎の動き方

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