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7月1日〜7月7日ポケモンカード最新相場情報|店舗買取はオリパ枠に限定?スニダンの店舗参入について

このnoteは2023年7月第1週のポケカ相場をまとめていく。

基本的に本noteの連載を押さえておくことで、7月の相場の動きについては全て理解可能であると同時に8月についての具体的な戦略についてもわかると思う。

もしポケカ投資をこれから始めるという方であれば「0から始める勝てるポケカ投資」というnoteを一緒に読んでほしい。こちらは有料noteになってしまうが、ポケカ投資のことを1冊で包括的に理解できる。

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それでは、今週の相場状況について解説していく。

代表的なカードの値動きについて

がんばリーリエ

7月3日頃の価格

550万円台でPSA10の売買も出てきており、4月より前に購入した層が十分な含み益があるタイミングで売却をしている可能性がある。

7月1日から7月4日までのがんばリーリエの売買実績

この価格推移を確認すると、600万円台の取引から500万円で手放す人も出てきたと判断できる。数週間前では1,000万円でのディールもあっただけにこの価格の下落は大きな影響だろう。

アセロラ

7月3日頃の価格

アセロラPSA10が210万円で成約しているのを確認している。6月27日がPSA10アセロラの価格が320万円、6月30日が250万円で価格が下落しており、今週も続落という状況だ。

スニダンでは6月19日にトップ380万円の価格をつけているということから判断すると、下落率は45%減という状況だ。

オカルトマニア

7月3日の価格

リーリエ、アセロラといった代表的なトップカードが価格を大幅に下落している状況に対して、オカルトマニアの下落幅は低く抑えられている。

6月頭から、7月3日までの売買実績を確認すると170万円→195万円→178万円とこの下落相場においても価格に大きな影響を受けていないことがわかる。

店舗がリーリエやアセロラといった高額カードを「要相談」として買取価格を明確にしないのに対してオカルトマニアについては買取価格190万円で提示されるなど、購入に安心材料があり、価格に反映されていると推測できる。

相場全体の動きを追うのにはこれらのような代表するカードを指標にするのが良いだろう。このような高額カードが買われているのであれば、相場は強気であると判断できる。

逆に買いが進んでいないのであれば、相場はヨコヨコか弱気になっていると判断できるだろう。

相場が全体的に上昇していく時はこのようなトップカードが価格を先行していくものである。

その点今週の相場状況を確認する限り、相場は下方向を意識していると判断できるだろう。

このようなシングルカードの価格が弱気の場合、ボックスがリスクヘッジとして購入される場合がある。

ボックスは価格が上がりにくい代わりに下がりにくい。また、絶版分に関してはシュリンク済みは少なくなっていくため、希少性も保ちやすいという側面をもつ。

カードのみへの投資をしていたという人は、ボックスの保有も検討すると良いだろう。

PSAについての情報

151のボックスのカードは裁断状況が非常に悪いという情報は回っていたが、今週のグレーディングを確認すると「エリカの招待」がPSA10取得率60%と最近では非常に低い数字で推移している。

メルカリでの出品数は少ないが「18万円」での落札を鑑みると、素体との価格差については約5倍とここ最近のPSAと素体の価格比率からすると大きく離れている。

今後再販が着々と進み受注生産分が届くと思われるが、PSA取得率が今のままであるならば、素体とPSAの価格差は3倍〜4倍で推移する可能性があるだろう。

今後、再販分が届くことを考慮すると、PSAに出し点数が10に届かなかった人が続々と素体を販売し始めるため、手元に151関連のカードがある方は早めに手放す方が良いだろう。

象徴的な価格の情報カード:マスボミラーカード

今週も先週に引き続きポケモンカード151のカードが中心に取引が行われている。また、その中でもマスボミラーカードは特徴的な値動きをしている。

実際に価格は1週間で30%も高騰している。他にも「マスボミラーゲンガー」は1週間で100%近い高騰をしており、どんどんマスボカードが買い集められているということがわかるだろう。

(噂ではあるオープンチャットで買い占めを扇動しているということだが果たして…。)

実際に狙ったカードの封入率となると、SARの排出確率よりも低い可能性があり、希少性という面では上だろう。

主にマスボミラーカードで取引されているのは以下のカード。価格は相場の目安を記載している。(2023年7月5日時点)

ピカチュウ:マスボミラー:30,000円
エリカの招待マスボミラー:17,000円
ゲンガー:マスボミラー:15,000円
イーブイ:マスボミラー:8,000円
シャワーズ:マスボミラー:6,000円
サンダース:マスボミラー:6,000円
ブースター:マスボミラー:6,000円
ミュウツー:マスボミラー:6,000円

SRより高い価格での取引もされているため、この価格が維持もしくは上方向に動いていくのであれば、ボックス価格も今よりも価格が上がる可能性がある。

受注生産分が届くのは9月頃となっているため、8月中まではどのような動き方をしても不思議ではない。

しかし、イラストのクオリティを考慮すると、常人であればSARやSRの方が欲しいと考えるため、このように金額が吊り上がるほどの需要がどこで生まれているのかは疑問である。

調査したところebayも同価格で売買されており海外からもマスターボール系のカードが購入されている状況だ。

カードショップの買取状況について

6月の下落から始まった7月相場ではあるが、カードショップのPSA買取のはどんどん進んでいる印象を受けた。

買取停止は軒並み開店後1時間で終了するケース目立ったが、しっかりとフリマ価格に負けない買取をしている印象だ。6月のツイートがあるが、7月頭の買取は本ツイートによって行われたようだ。

以下は7月1週目の始めに行われた買取価格についての表。

フリマサイト「スニダン」でのオリパの販売が本格化し、店舗での買取も開始されたのが特徴的だ

価格表を参考にすると7月初動はスニダンの買取が非常に強いということがわかる。

大手のカードショップが相場を動かしたことを示した6月相場を鑑みると、また相場に影響を与える可能性がある大手が参入してきたと見れるだろう。

今までは積極的なオリパ展開をしてこなかったスニダンであるが、「絶対に損をしないオリパ」と題して、オリパの販売を積極化しようとしてきている。

これによって、スニダン本体もオリパで消化できるカードについては
オリパが回転し続ける限りは、買取を強化できるというわけだ。

スニダンについては実際にユーザーも多く利用しているプラットフォームに加えて、クーポンで購入価格をリカバリーできるという点が利用者のオリパの購入促進を促すだろう。

また、スニダンについてはこのクーポンを利用することによって法的リスクを回避したと判断することもでき、スニダン本体のリーガルリスクは他社と比べて低くなっているだろう。

(購入者が購入価格と同価格のクーポンを手に入れられるため、損をすることが発生しない。そのため、賭博罪の要件を満たさない可能性)

今までは非常にリスクのあるオリパ販売が目立っていたが、ここで還元率100%以上のオリパを用意してきたのは万が一の業界へのダメージを避けるという点で好意的だ。

この動きで大手のネットオリパがどのように変化していくのかは注目である。

7月4日のcloveのコラボオリパの状況

コラボオリパについては、確率的にお得感が特にないためチャンネルの視聴者をオリパに誘導した新規層への販売と考えるのが妥当だろう。

それぞれ10万口も用意していることから、トップレアを当てられる確率は非常に低い。ラファエルオリパは勢い的に完売できるのか微妙であるが、ゆんチャンネルのコラボについては、このままいくと完売するだろう。

7月4日のcloveのオリパの状況

特徴的なのはPSA10のオリパについては7月4日の時点で全く回っていないということだ。下落相場に加えてPSAの安心感が薄れてきている市場の状況下から判断すると、PSA10のためにお金を張るのはリスクがあると考えているのではないだろうか。

スニダンのオリパ

口数が少ないが、スニダンのネットオリパは7月4日時点で全て完売しており、新しいネットオリパへの期待が伺える。

損をしないという代名詞のもと、cloveや他のネット店との差別化が機能しており、状況次第ではオリパのヘビーユーザーがスニダンに流れる可能性も十分にある。

2万円台で売買されてきた151のboxについては2万円を切る価格で売買がされており、価格が6月末に比べて下がってきている。今後再販もあることを考えると、ここからさらに下落の可能性も視野に入るだろう。

ebayも確認するとおおよそ26,000円台での取引が確認できた。まだ価格が一気に下がっているという状況ではないが注意が必要だ。

まとめ

今回は7月1日から7月7日までのポケカ相場に関する情報を配信した。特徴的な値動きだったのはマスターボール関連のカードが多数買われている状況だ。

確率的に狙ったカードを出すのはSARよりも低いと考えられるので、特定のカードが値上がりするロジックは理解できる。ただ、イラストのクオリティがSRやSARよりも高いわけではないため、純粋に投機家が買い集めていると判断するのが妥当だろう。

このようなカードを保有している場合は、暴落する危険性もあるため利益があるタイミングで利確してしまうことをおすすめする。

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