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3月9日(2019年) “風が語りかけます”

そんなテレ玉の長寿CMを思い出すような強風が吹き荒れるサンプロアルウィンで開催された一戦。

前年の天皇杯でも同じ会場・同じカードで戦っているとはいえ、J1の舞台では2015年以来となる対戦に両チームのサポーターが多く駆けつけており、気候は寒いが熱気に溢れる雰囲気で迎えた試合でした。

しかし、そんな熱気&期待とは裏腹に試合内容はお世辞にも「熱い」とは言えず、興梠選手のPKによる虎の子の得点を何とか守りきった試合内容だったと記憶しています。

(スタジアムと山脈の構図が素敵なアルウィン)

前年の天皇杯を制し、引き続き浦和の指揮をとる事になったオリヴェイラ監督のもとで2019年の開幕を迎えましたが、
「監督がしたいサッカー」と「選手たちがしたいサッカー」が上手く噛み合わないまま数試合が経過。

この試合もなんとか勝利をおさめましたが、開幕から数試合を観てきて「この調子でACLと並行して大丈夫なのかな…」と信州名物の蕎麦をすすりながら一抹の不安を感じていたのを覚えています。


そして、松本山雅はこの試合から2年後の2021年シーズンをもってJ2→J3へ降格することに。
J1で戦ってから2年で二つもカテゴリーが下がってしまうという事実に、改めてサッカーという競技の恐ろしさを感じる次第です…。

2009年の天皇杯での悪夢や、2015年の試合中における「アウェイの洗礼」(※詳細は伏せます)など浦和にとって曰く付きなアルウィンですが、
松本という街自体は浦和からも程良い距離で、観光・グルメの種類にも富む良い所ですので小旅行も兼ねた遠征先として再び訪れたい街でもあります。

いつの日かJ1の舞台での再会を果たして、今度こそは「熱戦」と呼ぶに相応しい試合展開に期待したいものです。

#あの日のわたしたち