3月7日(2007年) “to the beginning”

2006年1月1日の天皇杯制覇により掴んだアジアの舞台。

一年以上の準備期間(※その間にJリーグも制した)を経て挑む、浦和レッズにとって記念すべきACL初戦がこの日でした。

当時は高校生だった私も、たしか学年末考査を終えて一段落した頃合に参戦した試合でした。

多くの浦和人が心の底から待ちに待ちわびたACL。

たくさんの期待と少しの不安を抱いて始まった試合は、意外なほど順調な展開で試合が進み、終わってみれば3−0の快勝で白星を飾りました。

どこかで拍子抜けをしつつも、幸先の良いスタートを切れた事に安堵したのを覚えています。

そして、次戦のアウェイ・シドニーFC戦には未だに語り継がれる圧倒的な規模の浦和人がオージースタジアムに駆け付ける事になりますが、
私の知人もその一人に加わる事を知らされていたので、プチ壮行会と称して餞別代わりの豪ドル紙幣と居残り組の想いを託して送り出していきました。

高校生サポーターの身分だった私に海外アウェイ遠征はかなりハードルが高かったですが、
大学生・社会人になったら資金を貯めて自分も海外アウェイの応援に行ってやるんだ…!と心に誓ったのを覚えているし、
実際にその願いを(10年越しになったものの)叶える事にも繋がったので、2007年3月7日は自分の今後の生き方に影響を与える契機となった日でもありました。

#あの日のわたしたち