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先天性眼振 手術までの道のり

ご覧頂きありがとうございます

今回も眼振ということでシリーズ7回目となります

過去の記事をまだ読んでいない方は併せてご覧いただけたら嬉しいです。

今回は先天性眼振を持つ自分が手術までに通った病院や内容を皆に共有しようという回です。

これから診察に行く人、既に行ってる人、行こうか迷っている人、誰かしら何かしらの役に立てば幸いです。

自分に眼振があると自覚してから手術するまでに行った病院一覧。

耳鼻科

一番初めに行ったのは耳鼻科になります。Google検査したら「眼振 病院」で耳鼻科だったので。色々と検査をしてもらいました。

自分の場合は耳に異常は無かったみたいで、眼科に行ってくれとのこと。一応は耳鼻科でもらった薬を何種類かは飲んでましたが効果なし。

眼科

次は眼科にて診察。色々と視力や眼圧などの検査を受けた結果、眼振はあるけどどうしようもできない。この当時は治療法がないという説明で、手術しても治らないとのことだったので一度断念。

めまい治療に特化した耳鼻科

眼科では治らないと言われて一度は諦めたのですが、その後に徐々に眼振が酷くなり、肩こりや首筋の痛みに限界がきたので、もう一度病院を周ろうと思い眼振について詳しそうな目眩専門の耳鼻科に行きました。

しかし結果は同じで耳に異常なし

ということで今度は眼振について更に詳しい先生がいる大きな病院と眼科を紹介してもらいました。

眼科(大学病院)

神奈川にある大きな病院で聖マリアンナという病院に向かいました。紹介状を書いてもらって7時間も待たされたのはマジでキツかったです。

そこから色々とグルグル回る椅子に座ったり、頭位のめまいチェックや色々とやりました。他にも立体視がどうこうとか。

結果は先天性の眼振ということが分かり、治療する方法があるにはあると言われました。それは眼球の神経を眼振が出ない位置に調整するという内容。

この場ではリスクが高すぎると感じる説明だったので、また暫く考える期間になりました。

甲状腺科

大きな病院で治療法がそれしかないと言われて絶望を感じました。だけど苦しみは変わらない。そのストレスと眼精疲労で全身の不調が出始めた頃です。

自分の中で仮説を立てて眼振は目が原因じゃなくて実は他に原因があって、その結果で目がおかしくなったのではないかと考え甲状腺科にも行きました。

結果は異常なし。こうなると全身診てもらおうと決意。

神経内科

次は神経という面から攻めてみようと思い内科ではありますが、こちらを受診しました。何も得るものもなく当然ながら異常なし。先天性眼振の人は神経内科には行く必要ないかと思います。

心療内科

ここら辺から精神的にもキツくなり、先の見えない恐怖や不安、焦燥感で心がいっぱいになり心療内科に通うことにしました。先生は眼振については専門外なので、自分の苦しい旨を伝え薬だけを貰うことになりました。

自律神経の乱れや鬱の兆候があるとの指摘も。この頃は仕事も辞めていたので診断書を貰う必要はないと思い、発行してもらいませんでしたが確実に鬱だったと思います。

心療内科は行って正解でした

薬を飲むことで心因面からのアプローチになり、一時的ではありますが気持ちや症状が少し楽になるので、眼振で悩まれてる方は一度行くべきだと思います。

ちなみに心療内科は予約待ちが3か月とかザラにあるので早めの行動をオススメします。

整形外科

こちらは眼精疲労や肩凝りで辛かったので診てもらいました。首の椎骨あたりが詰まるような痛さで、ストレートネックも影響しているんじゃないかと思い診てもらいましたが、眼振との関係性や治療のヒントになる答えはなし。温めてマッサージしてもらっただけで終わりました…

行く必要はないかと思います。

脳神経内科

ここではMRIを撮ってもらいました。実は最初に眼振を自覚してから合計で3回も撮っています。なんというか疑り深い性格ということもあり、異常無しと言われても信じられなくて期間を空けて診てもらってました。

この時の心境としては異常があって欲しいという気持ちが強かったです。

異常ないって言われるのが逆にツラく異常がありますって言われたほうが受け入れることができるんですよね。

何かあるから症状が出ているのに診断結果は異常無し。問題ありませんって言われてもなんだかな…って感じです。

循環器内科

ここでは自律神経の改善に向けて診てもらいました。目が原因なのか自律神経が乱れているから目の調子が悪いのか?ここでもまだ迷走中です。

この病院で得たことは血の巡りが眼球に影響していることが分かりました。

先生から足首を回したり、耳を引っ張ったり、頭をグリグリしたりと施術をしてもらったら、帰り道の視界が急激に明るくなったのを今でも覚えてます。

切れかけの電球を新品に付け替えた後ぐらいの差がありました。先生曰く何をしていたのかと言うと、血の巡りを良くしたのだと言ってました。

一時期ではありますが血の巡りが眼球にも影響を与えるのだと勉強になりました。

ペインクリニック

ここでは自律神経失調症、肩凝り、冷えに効くとネットで見たので5回ぐらい通いました。喉の下らへんに打つ注射です。これは別記事でも書いたのですが、先天性の眼振を持ってる人には効果がイマイチかなと思います。

口腔歯科

なぜ口腔歯科?と思われたと思います。実は目と舌の動きはリンクしているというネット記事を見て、もしかしたら舌や歯に原因があるのではないかということで、行ってみました。

この頃ドライマウスも酷く、顎関節症もあったんです。

最初にやったのは痛くもない親知らずを全部抜きました。その後はマウスピースを作ってもらい噛み合せの治療もしてもらい自分が思いつくことは全部しました。

しかし眼振の改善には効果なし。成果が出ないのは本当にツラかったです。

鍼灸院

もうここまで来ると東洋医学も勉強してチャレンジしていました。

気の流れがどうとか、チャクラがなんやらと色々試しましたよ。笑

人体の骨格標本や参考書なんかも買って勉強しましたね。

鍼は普通の鍼から電気鍼、お灸、数ヶ月は通いましたが正直言って効果なし。

たまたま自分が行ったとこが悪かったのか痛いだけでした、、

整骨院

これも先程の鍼灸院と同じで、身体を整えたら治るんじゃないかという考えのもと通い始めました。鍼と並行して週2ぐらいで。

感想としては気持ちいいけど治ることはありませんでした。トムソンベッドで背骨を調整したり骨盤矯正に指圧施術、電気振動、筋膜リリース。

どれもダメでした…

家に帰ってからは整体YouTuberの動画を観ながらストレッチなんかも頑張りつつ、漢方治療なんかもやりましたが全部ダメでした。

精神面からアプローチしようとCBDオイルやグミも取り入れてました。

ここまでで眼振治療の為に病院には10何箇所+100回以上は行ったと思います。日記に書いてあったので嘘ではないですよ。笑

眼科

結局最後はまた眼科に戻りました。これでダメなら諦めようと。母親の知人による紹介で地元に良い眼科があると言われ最後の挑戦として行ってみました。

そうするとそこの眼科では手術が出来ないからと県内の一番大きくて有名な眼科専門の病院を紹介してもらいました。

その時の内容はこちらの2つです。

ただ手術をしましたと文章にして書くのは簡単ですが、それまでの経緯は、長い歳月と苦悩や葛藤がありました。

最後の眼科に行ってから約4か月が経過したのちに手術となりました。

初期の頃の自分は手術はできる限りしたくないという気持ちがありましたが、日が経つにつれ一日でも早く手術したいという気持ちに変わってしまったぐらい眼振は辛かったです。

眼振だけがツラいのではなく、追加で発生する自律神経失調症が同じくらいツラかったです。この苦しみから解放されるなら失明してもいいと本気で考えていました。

いま現在、当時の自分と同じように苦しくて悩んでる人は、手術を検討してみてもいいかもしれません。賭けにはなりますが、改善の余地はあります。

オススメはしませんけどね。

でも何もしないでモヤモヤするよりは、挑戦したというほうが気持ち的にはスッキリすると思うので、もし迷っているなら人生賭けてみても良いと思います。

待っていても何も変わらないし、誰かが治してくれるわけでもないので。

勇気を出して行動した分だけ未来は良い方向に向かうと信じましょう!あと一歩が踏み出せない方は勇気を出して頑張ってください!

長くなりましたが以上で終わりたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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