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[Match Review] アーセナルvsブレントフォード

こんにちは、Premier Japanです!

いよいよ開幕したプレミアリーグ第一節アーセナル対ブレントフォードの試合について振り返っていきます!

グーナーの筆者にとっては心がえぐられるような試合でしたが、良かった点も頑張って列挙していこうかなと思います(笑)

1.フォーメーション

 監督 BRE トーマス・フランク(3-5-2)

    ARS ミケル・アルテタ(4-2-3-1)

スクリーンショット (58)

 選手交代 BRE 71’ アイエル→セーレンセンセン

                                80' オンエカ→ビストルップ

           86' ムベウモ→フォルス

      ARS 59’ バログン→サカ

           71' マルティネッリ→ネルソン

           81' チェンバース→タヴァレス

 正直筆者自身は対戦相手のブレントフォードについてよく知らなかったが攻撃時は全員で持ち上がり攻撃の厚みを増させて、守備時は5バック気味にブロックを敷いてソリッドに守るいいチームだった。

 一方のアーセナルは昨年時から(というかずっと)課題である後方からのビルドアップに苦しんでいた。ボールを持ってもブレントフォードのプレスに押しやられてレノが苦し紛れにクリアするというシーンが散見された。

2.試合総評

 どうしてもアーセナル目線になってしまうが、まずはブレントフォードというチームの印象から語ろうと思う。先述したように守備と攻撃の切り替えが非常に明確であり、アーセナルだけでなくほかのチームもかなり苦労するのではないかと思う。イヴァン・トニーなど得点が取れるフォワードもチーム内にいるので得点力もかなり期待できる。課題としてはトニーが封じられた際に誰をターゲットにするかという点である。ここは監督であるトーマス・フランクの手腕にかかっている。またブレントフォードクラブ史上初のプレミアリーグでのゴールを決めたカノスのゴールも非常に技術力を感じた。アーセナルのクリアボールを拾い、そのままカットインしてニアに決めたシーンは敵サポーターながら痺れた。

 一方、アーセナルはPSMの悪い流れを断ち切ることができなかったように見えた。特に苦言を呈したいのはバックス陣である。チェンバースはトニーら相手FW陣に裏を取られるシーンが何度も見られ、CBコンビであるマリとホワイトは全体的に緩慢な守備を見せ、攻撃時にもビルドアップで何度もパスミスをし攻撃の起点になることができなかった。よかった点を挙げるとすればサンビ・ロコンガが攻守にわたってソリッドなプレーを披露していたことであろう。彼に対する印象を一言で表すと、「とにかく視野が広い」だろう。常に周りを見ながらチームに足りないものを補おうとしていた姿勢は非常に評価できると思う。また途中投入されたサカとスミス=ロウのコンビはさすがといった感じだろう。攻撃時のワンツーはまさに芸術的だった。ここにアーセナルの未来があるといって間違いないだろう。

3.終わりに

 昇格組との開幕戦でまさかの黒星を喫したアーセナルだが次節はチェルシー、3節ではマンチェスターシティと対戦する。非常に厳しい日程であるがアルテタ監督もそろそろ自身の進退を案じながら指揮を執らなければならない。トーマスの長期離脱は避けられない中でロコンガの躍動は一つアーセナルにとって朗報だろう。次節はとにかく無駄なボールロストやビルドアップのミスをしないことが必至だろう。

Premier Japan

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