見出し画像

あなたの伝えたい念いは何ですか?

プレゼンテーション協会の由里子です。
この時期になると思い出すことがあります。

数年前の冬、私はある地域大学でプレゼン研修を行った時のこと
教室には様々な背景を持つ人々がいましたが、
特に印象的だったのは、60代後半の一人の女性。

彼女はパソコンを持っておらず、使い方もわからないと教えてくれましたが彼女の目には一途な輝きがありました。

新聞記事の切り抜きを片手に
彼女はうつむきがちに静かな声でプレゼン研修への
参加動機を教えてくれました。

「私ね、満足に食事ができない子供達がいるってことを
この新聞記事で知ったの。だからこども食堂を立ち上げたいと思う。
でもそれには役所のお偉さんに説明する必要があって・・・
だからプレゼンを学びにきたの。
パソコンも持ってないし、使えない。でもね、こども食堂を立ち上げたい」

その女性はさまざまな理由で満足に食事ができないこどもたちに温かい食事を提供する場「こども食堂」を
実現するためにプレゼンを学びにきたのでした。

その話を聞き、その念いを形にしてほしい。
そして私にできることは何だろうと考え
紙とペンでできるプレゼンテーションをお伝えしました。

大切なのはパソコンが使えることでもなく
上手にスピーチできることでもない

念いを持って
言葉やメッセージで人の心を動かし行動するチカラ
これが大事なんだなと感じています。

プレゼンテーションは
ただ情報を伝達するだけのものではなく、
言葉やメッセージで人の心を動かし
行動を促すことできる 魔法のツール 

そして、私自身も
このプレゼンスキルが、誰かの役にたつ
共有することで社会貢献につながることも
気づかせていただきました。

本当に人生って何かあるかわからない。

私利私欲で物事を動かすには限界があるけれど
応援してくれる人と
誰かのためにという利他の精神があって
初めてやりきるチカラを発揮して
頑張れるのだと感じています。
自分一人ではできることなんて限られているしね

プレゼン協会の理念は「念いが伝わる世の中へ」
私は、協会の理念に
自分の念いが・・・を付け加えて
いただきたいと思います。

あなたの念い(おもい)は何ですか?

プレゼンテーションを通して
あなたが輝く場所へ 
確かな足取りで進んでいけますように
心より願っております。

今年も1年ありがとうございました
また新たな年も みなさまにとって
たくさんの幸せが訪れますように

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?