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アメリカ、2週間ぶり2度目のガザ「援助桟橋」解体を検討

【アメリカ、2週間ぶり2度目のガザ「援助桟橋」解体を検討】

- アメリカが建設したこの港は、飢餓に苦しむパレスチナ人に実際の援助物資をほとんど届けていない。

その一方で、港に隣接する地域は、数百人のパレスチナ人を虐殺し、4人の捕虜を救出したイスラエルの作戦の一部として使用された。-

News Desk
2024.06.14

ガザの海岸に入る前に、米国が建設した桟橋を渡る援助トラック(2024年5月17日)。 (写真クレジット:Malcolm Cohens-Ashley/US Army Central via AP)

#アメリカ軍 は、荒れた海で再び破壊される恐れがあるとして、#ガザ沖 に建設した桟橋を一時的に解体し、イスラエルに戻すことを検討していると、CNNが6月14日に報じた。

今月初め、JLOTS(Joint Logistics Over-the-Shore)として知られるこの脆弱な桟橋と土手道システムは、大波のために壊れ、修理のためにイスラエルのアシュドッド港まで牽引されなければならなかった。

桟橋は先週ガザに戻され、土曜日に作業が再開された。

しかし、月曜日と火曜日には、海が荒れたため、再び中断された。 今週末も悪天候と荒波が予想されている。

一方、桟橋での #国連世界食糧計画 (#WFP)の援助物資配布活動は中断されている。

WFPのシンディ・マケイン事務局長は日曜日に、「イスラエル軍がガザでハマスの捕虜となっていたイスラエル人4人をヘリコプターで救出するために桟橋の横のエリアを使用したため、WFPはそこでの活動を一時停止する」と発表した。

#イスラエル軍 は土曜日の救出作戦の間、274人の #パレスチナ人 を虐殺した。

その中には、救出チームの逃亡を援護するために、パレスチナ市民を自宅で銃殺したり、人口密度の高い市民地域を空爆したりすることも含まれていた。

「現在、私たちは昨日の事件を受けて人々の安全を懸念しているため、活動を一時停止しています」

とWFPのマケイン局長は日曜日にCBSに語った。

リスク評価が行われるまで、活動は一時停止されたままとなる。

​​しかし、アメリカが建設した桟橋を経由してガザ地区に入ってきた援助物資はほとんどなく、ジョー・バイデン米大統領がなぜ桟橋の建設を命じたのか疑問が浮上している。

援助関係者によれば、ガザ全域に飢餓を回避するのに十分な援助物資を届けるには、イスラエルとエジプトから陸路で渡るしかないという。

「非常に高価な目くらましだ」と、ある人道援助関係者は桟橋について語った。

援助の主要な入口であるエジプトからのラファ交差点は、イスラエルが同名の国境都市を奪取するために攻撃を開始したため、5月7日以来閉鎖されている。

責任ある国家運営センター(Center for Responsible Statecraft)は、5月末までに次のように指摘した、

5月にパレスチナ人に届いた食糧は、4月に比べて66,181パレットも少なかった。 5月17日にオープンした桟橋は、この不足分を補うにはほど遠かった。

イスラエル国防軍によると、5月25日の嵐で桟橋が崩壊するまでに、桟橋からガザの援助機関センターに届いた食糧パレットはわずか1,806パレットだった。」

イスラエルはまた、ドローン攻撃と銃撃で、援助車列に同行していた人道支援従事者とパレスチナ警察を殺害した。

人道支援関係者はCNNに対し、援助従事者を保護するための効果的な衝突回避策はまだないと語っている。

先月、国際刑事裁判所(ICC)の主席検察官であるカリム・カーンは、ガザに食糧が届かないようにしたイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアヴ・ギャラント国防相の逮捕状を申請した。

ICCは、この2人が「絶滅」の罪を犯したと主張した。

12月、権利団体アムネスティ・インターナショナルは、イスラエルの指導者たちが飢餓をガザの人々に対する戦争の武器として使っていると述べた。

(了)


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