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UAE、イエメンでの活動にアルカイダと米国の傭兵を起用/The Cradle

【UAE(アラブ首長国連邦)、イエメンでの活動にアルカイダと米国の傭兵を起用】

- 傭兵たちは、UAEに代わってイエメン全土で政治的暗殺を行うために雇われた。-

2024.01.24

イエメンでUAEが支援する南部暫定評議会(STC)の旗を掲げるトラック。(写真クレジット:AFP)


1月22日に発表されたBBCの調査によると、#UAE はイエメンの首長国政府が支援する南部暫定評議会(STC)のために戦う #アルカイダ 過激派を雇っていたことが明らかになった。

調査の中で引用された内部告発者がBBCに提供したのは、「現在STCで働いている元アルカイダ・メンバー11人の名前が書かれた文書」で、その中には過激派グループの元高級工作員も含まれていた。

複数の情報筋がBBCに語ったところによると、アルカイダの元高位メンバーであるナセル・アル=シバは現在、STCの武装部隊の司令官を務めている。

調査によると、これらの過激派はアブダビの要請でイエメン全土で政治的暗殺を行うために雇われた。

BBCはまた、#暗殺 を実行するためにUAEに雇われた、スピア・オペレーションズ・グループとして知られる米国の傭兵の影のグループについても指摘している。

アイザック・ギルモアは元海軍の海兵隊員で、後にスピアの最高執行責任者となった。

UAEからスピアーに提供された「殺害リスト」に載っている人物について、彼は話すことを拒否した:南部の港湾都市アデンのイスラのリーダーであるイエメンの国会議員、アンサフ・マヨである。

9年前にイエメンで戦争が始まって以来、サウジアラビアとUAEの支援を受けた傭兵グループがイエメン全土で横行している。

暗殺以外にも、これらの傭兵はイエメンの文化遺産の略奪や違法取引など、多くの犯罪に関与している。

イエメンでは、UAEが支援する傭兵グループによって、いくつかの古代遺跡や博物館が略奪され、貴重な芸術品がはぎ取られている。

また、そのようなグループの武装勢力によって未成年の少女がレイプされたという証言もある。

イエメンでUAEが支援する武装グループが、アルカイダや #ISIS と協力あるいは連携していると非難されるのは、今回が初めてではない。

イエメンのメディア「アル・マシラ」が昨年2月に入手した文書によると、UAEが支援する傭兵グループ「ジャイアンツ旅団」に所属するタクフィリー過激派は、同国南部のエネルギー豊富なシャブワ州の埋蔵量から大量の石油を略奪した。

「UAEとイエメンのアルカイダやISISとの関係を示す証拠はすべて揃っている」と、サウジアラビアに支援されたアブド・ラブフ・マンスール・ハディ前政権の大臣、サレハ・アル=ジャブワニは2019年に述べた。

BBCの調査は、アメリカがイスラエルに対する軍事作戦からアンサララの「気をそらす」ために、これらの傭兵グループのメンバーをリクルートするために動いているという報道を受けて、UAEの支援を受けた傭兵が再びスポットライトを浴びるようになってから1ヶ月後に行われた。

12月8日付のレバノン紙『アル・アクバル』は、「アメリカは、サヌアがイスラエルに対する空と海からの攻撃を継続する気をそらすために、イエメンでUAEに忠誠を誓う派閥を活性化させようとしている」と報じた。

ヘブライ語のメディアによると、UAEの支援を受けたSTCはイスラエルに働きかけ、紅海でイエメンの抵抗運動アンサララやサヌア政府の武装勢力による攻撃からイスラエルの船舶を守る手助けを申し出たという。

11月以来、イエメンの武装勢力とアンサララは、イスラエルに関連する船舶1隻を拿捕し、イスラエル人またはイスラエル企業が所有する、あるいはイスラエルの港に向かう途中の他の船舶10隻以上を標的にしている。

イエメンによる紅海封鎖は、パレスチナのレジスタンスと連帯するもので、サヌアはガザでの戦争と包囲が終わるまで継続すると宣言している。

#イエメン の武装勢力は、イスラエル南部の港湾都市エイラートに向けて無人機やミサイルも発射している。

こうした攻撃は、イエメンの #アンサララ に対するかなりの民衆の支持を集めている。

1月24日、Responsible Statecraftの取材に応じたイエメン政府関係者やアナリストによると、ムスリム同胞団系のイスラ党(同党はイエメン戦争を通じてアンサララに反発してきた)の一部は、アンサララに物質的な支援を提供し、彼らのパレスチナ支援活動を称賛しているという。

(了)

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