米銀、金本位制への移行で物価安定に合意
【BRICS : 米銀、金本位制への移行で物価安定に合意】
by Vinod Dsouza
2024.03.27
#BRICS 連合がドルを捨てようとしているとき、インフレは米国にとって心配の種だ。
BRICSはまた、1年半で何トンもの金を積み上げ、202～24年度に貴金属の最大の購入者となった。
フィラデルフィア連邦準備銀行の研究者は、 #金本位制 への移行が物価を安定させる可能性があるとする報告書を発表した。
研究者たちは、アメリカが金本位制に移行すれば、貨幣が中立でなくなると主張した。
ドル建て経済から金本位制への移行は、経済の長期均衡値に収束する。
その結果、アメリカのインフレとデフレは「一時的な現象に過ぎない」と研究者たちは書いている。
BRICSは、まだ発表されていない自国通貨を金で裏付けするのではないかという憶測が飛び交っていることから、同様の理想に従っている可能性がある。
BRICS：金本位制への移行は長期的にはアメリカ経済を助ける
著者は、金本位制への移行は短期的なショックを引き起こすだけで、長期的には自己修正経済になると説明している。
「金本位制は自国を外的ショックによる短期的な貨幣、物価、生産の変動にさらす。
金本位制は、貨幣量と物価が定常状態から一時的に乖離するだけで、長期的な物価安定を保証する。」
「貨幣は非中立的であるため、このような物価変動は実質的な影響を及ぼす。」と著者たちは書いている。
「少なくとも一部の自国の主体は、移行経路において厳しく不利になる。」と著者は言う。
金本位制の通貨制度は、何世紀にもわたって世界の主要経済国の規範であった。
しかし、金融システムは柔軟性に欠け、20世紀初頭に崩壊した。
BRICSは、このシステムを存続させ、新しい通貨を金で裏打ちすることを検討しているのかもしれない。
BRICSが貿易のためにドルを捨てたら、アメリカのどの分野が影響を受けるかについては、こちらをお読みいただきたい👇
（了）
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