アメリカの防衛産業の多くは1960年代の工場のよう/🇦🇺 ワーウィック・パウエル
🇦🇺 ワーウィック・パウエル :
「#アメリカ は年間9000億ドル近くを国防費に費やしてます。 過去20年ほどで、16兆ドル以上を費やしています。
#防衛産業 に投じられた金額の点で、アメリカはそれに続く9、10カ国をはるかに上回っています。
しかし、製造業から見た防衛産業は、実は最も競争力が低く、生産性の低い産業のひとつです。
アメリカの防衛産業の多くは、2020年代の工場というよりは1960年代の工場のような技術に縛られたままです。
防衛産業から生み出される生産物のうち、より現代的な要素の多くは、価格が高く、過剰に設計され、実装性が低く、市場に適合していません。
今、私は経済用語を使っていますが、軍事的な意味では、市場への適合性の低さは、設計された環境、つまり戦闘でその役割を果たしていない軍事装備によって証明されます。
アメリカの国防産業から見れば、ウクライナでの経験や中東、特に紅海での経験は、国防産業への投資が実際に意味のある製品と市場の適合性をもたらしていないことを示しています。
これを変革するには、より多くの資金が必要なだけではありません。より多くの資金が必ずしも問題を解決するわけではないのです。
問題は根深く、研究開発、設計、システム、ノウハウに関係しています。
議論の余地はありますが、アメリカで毎年卒業する工学部の学生の数は、中国で毎年卒業する学生の数よりも大幅に少ない。
ロシア経済とロシア社会は、ソビエト連邦崩壊後の間、一般的にエンジニアリングとSTEMの卒業生の数を増やし、
経済構造の全体的な複雑さのレベルを上げていたにもかかわらず、
ロシアは過去25年間過小評価されてきました -- 故マケイン上院議員は、国家を装ったガソリンスタンドと表現しました--。
40~50年にわたる空洞化を4~5年で変えることはできません、 政治経済が金融資本に支配され、アンバランスなままであればなおさらです。
金融資本は、アメリカの政治経済で最も支配的な資本部門です。
金融資本は、30~40 年の大部分で産業資本を支配してきました。
この状況が変わらない限り、アメリカの製造能力が劇的に好転することはないでしょう。」
2024年6月1日、レナ・ペトロワとのインタビューに応じたオーストラリアの学者、ワーウィック・パウエル(ブリスベンのクイーンズランド工科大学非常勤教授、北京の太和研究所シニアフェロー)の発言からの抜粋。
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