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<聞香>体験✨


今日は、久しぶりに晴れ渡った気持ちのいいお天気でした。いつものシャンティクティで、珍しい<体験>をさせていただきました。


たみちゃん(こと薬祥さん)のお知り合いの上海出身で熱海在住の周王玉(しゅうおうぎょく)さんが講師で、<聞香>の講習会の2時間は、あっという間でした。

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なんと周さんは、日本の坐禅に魅せられて日本に移住して、坐禅やお茶など日本の伝統文化を学び続けていらっしゃいます。



日本の伝統文化の「香道」を外国の方から学ぶとは…確かに今までも、外国の方のほうが日本文化の良さを積極的に学んでいるのをよく目にしましたが。



たみちゃんのお知らせでは、「着物でのご来場も大歓迎です。」とあり、こんな機会は滅多にないと思って、着物や小物を引っ張り出して、久しぶりに着物を着て行きました。


この安曇野に来る前に、松本、札幌、弘前と引越しばかりで、ここに着てやっと4ヶ月…まだ荷物がそのままだったり…


色々準備しながら、弘前のお茶の先生のことを思い出していました。




ご高齢だった先生は昨年お亡くなりになりました。ちょうど私が札幌の父親のお見舞いに介護施設に行ってる時に、連絡が入りました。


弘前に戻ってから、すぐに連絡しましたが、息子さんもご高齢で、東京のお孫さんたちも、お葬式には参加されなかったとのことで、札幌帰りの私もお焼香したかったのですが、何かあったら大変なので、遠慮しました…


なんという世の中になってしまったのだろう…そういえば脳梗塞で入院中は娘にはまったく会えなかった…


話は<聞香>に戻って、


香木とは、樹木より採れる香料全般のことで、通常は白檀、沈香、伽藍を指すそうです。飛鳥・奈良時代には隋・唐の香りをそのまま移植したものが多く、宗教色の強いものでした。
正倉院に現存する調合香「えび香」が経本や衣服の防虫・加香に用いられたことから、実用品として生活に取り入れられていたこともわかります。また、煉香が伝わったことにより日本の香りとしての基盤が強化され、次の提案時代の香りの文化の礎となり、花開いて行くことになります。(薬祥さんより)



始まる前にチャーリーさんの笛の音で心を落ち着かせ、改築したばかりのシャンティクティの畳のスペースに着物で座っていると、いろいろなことを思い出し、懐かしい気持ちにしばし浸ることができました。



そして今日、用いた香木は、<真南蛮(まなばん)><白檀>でした。スパイシーな香りと甘〜い香りの違いがはっきりしていましたが、真南蛮という名は、初めて聞きました。


お香の香りのきき方(かぎかた)を教えていただき、道具の珍しさや、美しさにも心奪われながら、日本文化の奥深さを、教えていただきました。

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また、周先生、手作りの米粉のロールケーキとシャンティクティのともこさんブレンドの野草茶をいただきながら、みなさんと一緒にとても豊かな時間を過ごせて嬉しかったです。

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薬祥たみちゃんありがとうございました。



ハリオーム❣️

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